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『ジェイソン・ボーン』

2016年10月27日
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【過去シリーズの総おさらい】
13分ぐらいでわかる「ジェイソン・ボーン」のおはなし。(ボーン・シリーズまとめ)



今回のあらすじ・・・
記憶を取り戻したはずの元敏腕CIA工作員ジェイソン・ボーンさんが、元カノと再会したり古巣のCIAから命を狙われたりしながら欠けていた記憶をさらに取り戻します。


【一言でいうと】
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「ボーンを消せ!」(9年ぶり4回目)


【今回のわるだくみ】
アイアンハンド計画・・・世界中の個人情報を全部まとめてCIAが監視しちゃう、プライバシーという概念を根底から覆すおっかない計画。
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(※ 画像はアイアンサイド)


【股にかけた都市】
ギリシャとアルバニアの国境 ・・・俗世から姿を消したボーンが拳闘士として日銭を稼いでいた場所。
アイスランド・レイキャビク ・・・元連絡員のニッキーがCIAにハッキングをかました場所。
ギリシャ・アテネ ・・・ボーンが拳闘士として日銭を稼いでいる主な場所。
ドイツ・ベルリン ・・・ニッキーの仲間が潜伏している場所。
イギリス・ロンドン ・・・トレッドストーン計画でボーンの監視役を務めていたCIAのスミスが住んでいる場所
アメリカ・ラスベガス ・・・今回の悪役をボーンがフルボッコにする場所


【主な登場人物】
ジェイソン・ボーンさん ・・・暗殺に失敗した際失ってしまった記憶を取り戻したり、なんで暗殺なんかしてたのかという記憶を取り戻したり、じゃあそもそもなんで暗殺者になったのかという記憶を取り戻した結果、自分から望んでそうなったということを知り、めちゃくちゃ落ち込んでいる元CIA工作員。 隠遁状態だけど、食っているため時々アンダーグランドで賭け拳闘みたいなことをしている。
ニッキー・パーソンズさん ・・・トレッド・ストーン計画において現地連絡員を担当していた元CIA職員。 ボーンの元カノ(※たぶん)
デューイCIA長官 ・・・CIAのめちゃくちゃえらい人。 わるだくみがバレて更迭されたクレイマー長官の後任。 中の人は逃亡者を追うプロことトミー・リー・ジョーンズさん。
ヘザー・リーさん ・・・CIAのやる気満々サイバー捜査員。 やる気!元気!ヘザリー!
ラッセル合衆国国家情報長官 ・・・アメリカのめちゃくちゃえらい人。 デューイCIA長官とつるんでマッスル。 ヘザーのやる気を買っていマッスル。 マッスルマッスル!ラッセルラッセル!
ディソルトさん ・・・ニッキーさんが組んでいたスーパーハッカー。 最近なんだかCIAの機密ファイルを世にばらまきたい気分。
マルコム・スミスさん ・・・トレッド・ストーン計画に関わっていた元CIA。 絶賛天下り中。
カルーアさん ・・・IT長者。 利用者15億人を抱える巨大インターネッツサービス「ディープドリーム」のCEO。 デューイに頼まれ、アイアンハンド計画に必要なビッグデータを提供していた。
作戦員 ・・・デューイ長官の子飼いの暗殺者。 トレッド・ストーン計画が立案された頃からずっと、デューイ一筋で汚れ仕事を引き受けてきた健気な男。 中の人はイタリアの宝石ことモリカ・ベルッチさまの元配偶者ヴァンサン・カッセルさん。


【このアクションがすごい!】
・ ギリシャ市内でのバイクチェイス
・ 鉄パイプ VS 折れた椅子の足
・ ラスベガス市内でのカーチェイス


【後手に回ろう!】
・ ニッキーによってメインコンピュータにハッキングされちゃうCIA
・ 逆探知してニッキーの潜伏先の電源をシャットダウンさせるも、既にファイルをコピーされちゃってるCIA
・ ニッキーを追った結果、ギリシャにボーンがいることを棚ぼた式に知り、捜査員を大量に送り込むもいつものごとくサクっと逃げられちゃうCIA
・ ボーンがニッキーから受け取ったファイルを開いたお陰で、追跡ソフトが作動しボーンの現在地を突き止めたものの、既にファイルはあらかた見られちゃってて削除が間に合わないCIA
・ ボーンがスミスに話を聞くためロンドンに飛んだことを知り、スミスごとボーンを消そうとするも、一歩及ばず逃げられちゃって、尚且つヘッドセットを奪われていたため秘密の会話が筒抜け状態だったCIA
・ 職員に寝返られた末、ボーンに合衆国入国されちゃってるCIA
・ 捜査員総出で厳重警備していたラスベガスのイベント会場に、いつものごとくサクっと潜入されちゃってるCIA
・ デューイ長官もラッセル長官もボーンも利用してのし上がろうと目論むも、全部ボーンに盗聴されててまんまと逃げられちゃうCIA(のヘザー・リーさん)


【補足】
・ いいよーいいよー! いつものボーンが帰ってきたよー!!
・ 目新しさが無いという評判もちらほら聞こえたボーン最新作『ジェイソン・ボーン』ですが、正直過去のシリーズも毎回同じパターンの繰り返しだったので、「いまさら目新しさ?Why なぜに?」と矢沢みたいに両手をあげたい気分ですね。 
・ 記憶が小出しになって陰気になるボーン、後手に回るCIA、ボーンを消す案しか浮かばないえらい人、ボーンと話をしたがる中間管理職、そしてボーンのライバルとなる暗殺者。 いつものメンバー馴染みの場所。 「よっ!オヤジやってる?」とおでんの匂いが染み込んだのれんをくぐったような安心感。 それが今回のジェイソン・ボーンなのです。
・ 過去にも容赦なくボーンが関係した女性をぶっころしていた本シリーズですが、その辺りもきっちり踏襲しようと思ったのか、トレッド・ストーン計画に深くかかわり、ボーンの逃走を手助けしていたニッキー・パーソンズさんを物語序盤であっさり退場させるという鬼畜行為をお見舞いしてくれました。 しかもね、「ボーンと相乗りしている最中射撃される『ボーン・スプレマシー』」と、「バイクに二人乗りして全力で逃げる『ボーン・レガシー』」の合わせ技みたいな最期というね。 既視感のギフトセットみたいな死に方だなおい。
・ と、いうことで、安心して観ていられるという意味では文句なしな新ボーンだったわけですが、安心の裏側にはもちろんそれなりの物足りなさもあったわけで。
・ 個人情報を筒抜け状態にしちゃうという「アイアンハンド」計画が、過去のシリーズでやっていた情報収集方法と大差ないように思えたのも、そのひとつですよね。 だって『アルティメイタム』の時すでに、携帯の会話に「ブラック・ブライアー」って出てきただけでその人の個人情報まるはだかにしちゃってましたからね。 盗聴盗撮ハッキングなんでもありじゃん。 あらたに「アイアンハンド」と銘打ってやるほどのメリット、あったの?ジョーンズさん。 予算引っ張ってきたかっただけなんじゃないの?
・ 喪失と再生を感じさせた前3部作を経てのボーンとしては、「ゲゲッ9年間引きずってただけなの?!」と思ってしまうようなやさぐれ生活もモヤっとしましたね。 誰も訪ねてこられないような遥か彼方の未開の土地で、ジャガイモでも耕して生きていたのかと思いきや、普通に都市で暴力を生業にしているだなんて、マリーちゃん見たら泣いちゃうよ?
・ 修羅の道は自分が選んだものだった。 人を殺したのも自分の意思だった。 それらの罪を受け入れた上で、愛した女性を悼みながらどうやって生きていくのか。 ボーンならもっと真摯な生き方ができたのではないか。 
・ 結果、ボーンは身体に染みついた「攻撃力」を活かして日々暮らしていたわけなのですが、わたしにはどうしてもそれが、ボーンのトラウマや罪悪感が重すぎるが故の思考停止などではなく、今回新たに明かされた「どうしてボーンは自らトレッド・ストーン計画に志願したのか」の理由づけのためだけに設定されたようにしか思えなかったのですよ。 
・ 「実はトレッド・ストーン計画の発案者はボーンの父親だった」ことや、「その父親を目の前で喪わせることで弔い合戦的な気持ちにさせた」という新事実を目立たせるための迷い。 「自分は本当に国家のための殺しがしたかったんじゃない。父親を殺したテロリストを撲滅するため、計画に志願したんだ」と知ることで、ボーンの苦しみは和らぐはず。 しかも、その父親殺害にもCIAのえらい人が噛んでいた。 ボーンは完全にはめられたのだ。 ボーンは悪くない。 悪いのはトミー・リー・ジョーンズ。 あとCIAのえらい人。
・ 『アルティメイタム』の最後でボーンが過去の自分を受け入れていたら、この後付けはいりませんからね。 再びボーンを表舞台に出すためだけに用意されたあれこれ。 そりゃ蛇足感も漂いますわなぁ。
・ そんな物足りなさ(というか消化不良感)を全力でフォローし、「新シリーズも悪くねえな」と思わせるのに一役買っていたヘザーリーさんに拍手ですね! 色々モヤモヤしたけれど、最終的には「アリシア・ヴィキャンデルちゃんかわいい!よっ!上昇志向の鬼!」って全部受け入れていたわたしがいましたからね! 鼻っ柱が強くて年寄りに遠慮がなくて判断スピードが速くて正しい事をやるためならどんな手も使う新世代のCIA・ヴィキャンデルちゃん。 ボーンも今はまだ警戒しているけれど、次回作ぐらいで気持ちが傾いちゃうんじゃないの。 ええどええど!史上最年少のCIA長官!
・ 映画の撮影とは思えない程の臨場感に満ちていたギリシャのデモシーン。 文字通り手に汗握りしめ、奥歯も噛みしめすぎてエンドクレジット頃には頭がジンジンしびれていたラスベガスの壮絶なカーチェイス。 ヴァンサン・カッセルさんとの下水道ファイトも小汚くてよかったですね。 いやぁ、ええもん観させて頂きました!
・ 続編を匂わせて終幕しましたが、わたしとしてはあれば観に行くし、なくても何も問題ないぐらいな気持ちでいっぱいです。 さすがにこれ以上「実はまだ隠された記憶が・・・」は使えなさそうなので、今後は古巣に戻るか戻らないかぐらいしか選択肢がなさそうですし、もうやめとく方がいい気もしますが、まぁそこはそれ。 なんだったらアジアの海に消えていった俊敏おじさんと合流するという手もありますし、これからも時事ネタを盛り込んでどんどんCIAを敵に回していけばいいのではないでしょうか。 がんばれボーンさん!(と俊敏おじさん) 


【ラストシーン】

(Extreme Ways ジェイソン・ボーン・バージョン)

次あたり「Moby with マキシ・プリースト」になっていたとしても、まったく動じないねぼかぁ!





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『キングスマン』

2015年09月15日
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あらすじ・・・
どこの国にも属さないどんな政治にも操られない超すご腕スパイ集団が、頭のおかしいIT長者をやっつけます。


■ 天国へようこそ

世の中のすべての人々がスーツとメガネの着用を義務付けられる時代がやってくればいいのに、と願い続けて20有余年。
白いワイシャツに色とりどりのネクタイ、首元からなだらかに伸びるショルダーライン、カフから適度にのぞくシャツの袖口。 
留められたボタンから伸びた皺が、中の人のボディラインをいやらしくない程度に、しかし雄弁に物語る。
スーツ・・ ああ、スーツ・・・!
フロントダーツによって作り出されるウエストと腕との間に出来た細長い三角形こそを、わたしは心からの崇拝を込めて紳士の絶対空域と呼びたい・・・!

マジで全世界のユニフォームが全部スーツになればいいのに! もちろん男性だけじゃなく女性も含めてですよ! 暑くたって動きにくくたっていいじゃない! みんなスーツを着ればいいじゃない! ベストも着込んでスリーピースにしちゃえばいいじゃない! 時にはジャケットを脱いで白シャツの袖をまくってもいいじゃない! ついでにメガネがあれば言うことないじゃない! いいじゃない! いいじゃないか! えっ?! 今すぐそうすればいいじゃないか! わしゃなにか間違っているかね?!! (※息も絶え絶え)

そんな(現実世界では叶うことのなかった)わたしの夢が、ついに叶えられました。
スクリーンの中で。
しかも、血みどろのアクションを伴って。
最高じゃないですか・・・  最高じゃないですか・・・!!

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(のっけからこんな感じなので、そりゃもう劇場は吐血騒ぎです)

わたしの夢を叶えてくれたのは、『キック・アス』や『X-MEN: ファースト・ジェネレーション 』で「暴走する懲罰感情」と「若者たちの成長」を掛け算し、極上のエンターテインメントに仕上げてくれたマシュー・ヴォーン監督。
そして、理想のスーツ像を魅せてくれたのは、たとえようもないほど麗しい顔立ちと、それに相反する絶妙なおっさんくささ、そしてその上にふりかけられた上品エキスで世の女性たちを英国紳士沼に叩き落した、ミスター・ダーシーことコリン・ファースさんであります。

コリン・ファースさんが本作で演じているのは、世界を股にかけた紳士スパイ。
潤沢な資金と優れた才能を「世界平和」のためのみに役立てる超エリート集団「キングスマン」のナンバー1スパイ、ハリー・ハート氏が、17年前にとある中東の地で部下を死なせてしまったところから物語はスタート。
ハリー氏は部下の遺族(妻と息子)の元を訪ね、裏に「キングスマン」の直通電話が刻まれたメダルを手渡し、何かあったら連絡するように伝えます。
時は流れて現在。 
自分を守るため命を捧げてくれた部下の恩に報いるべく、全身全霊で世界中の大事件を阻止してきたハリー氏は、「キングスマン」の人員補充にあたり、部下の息子であるエグジーをスカウトすることに。
それは部下への恩返しでもあり、父親を亡くしたあと貧乏生活を余儀なくされてきたエグジーを救い上げたいという厚情でもあり、エグジーの生まれ持っての正義感や高い身体能力へのMOTTAINAI精神の表れでもあったのかもしれません。
そして、一方のエグジーもまた、紳士な立ち振る舞いと特殊諜報員の鑑のような超絶アクションを同時に魅せつけるハリー氏に、父親に対するそれに似た感情を抱くように。

このね、エグジーの人となりを表すエピソードがまたね、ものすごくクドくなくスマートなんですよね。
アホを相手に拳をふるわない。 ただ、仕返しはキッチリお見舞いする。 動物の命を大切にする。 お上(警察)はもれなくコケにする。 家族をとことん守る。 

彼は、才能にあふれているけれど、それをどう使えばいいのか、果たして使えるものなのかどうかすらわかっていない。 いや、確かめる勇気がないと言う方が正しいのかもしれません。
そんなエグジーの葛藤は決して珍しいものではなく(才能に恵まれているという点では特別なのかもしれませんが)、多くの若者や若者以上老人未満の人たちにもメチャクチャ思い当たるものなのではないかと思うのですよ。
だって、自分の人生の方向性を自分自身で見定めるのは、とても勇気が必要なことだから。

一歩踏み出せば、次の瞬間転ぶかもしれない。
自分の才能が、世の中で通用するかどうかわからない。
確かめるのがこわい。 だから、経済状態や身体状態、家庭環境などなど色々な理由を心の中に挙げて、「確かめられない」ことにする。 
「確かめない」んじゃない、「確かめられない」んだ、と。

もちろん、それもまた真実なのですよ。
だって、現実問題おぜぜがなければ高度な教育を受けることは困難だし、ならばと奨学金を借りれば、そのあと長い間返済に苦しむことになりますし。
運動面や芸術面を伸ばすための習い事に通おうと思ったら思ったで、高額な授業料を用意しなければならない。
「人生の可能性は、貧富の関係なく誰の前にも無限に広がっている」だなんて、とてもじゃないけれど言い切れないという現状。
納得しているわけではないけれど、納得して生きてゆくしかないじゃないですか。 夢だけじゃ食べていけないじゃないですか。 好きなことだけじゃ、生きていけないじゃないですか。

本作に登場するエグジーだって、ハリー・ハート氏にスカウトされなければ低所得者層から抜け出せなかったはずです。
もっと言えば、そもそも「キングスマン」という組織だって、豊富な資金があったからこそ、これまで何人ものエージェントを育ててゆくことができたはず。
完全オーダーメイドの高級スーツだって、でっかいお屋敷だって、こじゃれた秘密道具だって、先から毒ナイフが飛び出すオックスフォードシューズだって、お金がなければ買えないんですよ! もしも「キングスマン」が貧乏な組織だったら、みんな自前のジャージとかでママチャリ移動で武器も濡れタオルとかまるめた新聞紙なんですよ! 
くそう・・・世の中ゼニや・・・ しょせんゼニが全てを左右するんや・・・!

・・と、ひねくれてもいいのですが、本作はこれでいいのだと思います。
現実がままならないからこそ、映画の中で若者がマイ・フェア・レディされる姿に癒されたい。
どんどん才能を開花させ、有能なエージェントへと成長する過程に胸躍らせたいのですよ。
教官がスーツ姿の英国紳士だったら言うことない。
そう、だからわしはもう、言うことはない。

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(カフスを弄る英国紳士)

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(しばきたおす用の傘を持つ英国紳士)

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(お酒もたしなむ英国紳士)

天 国 か よ ! !


あとね、本作の英国紳士はコリン・ファースさんだけではないんですよね。
おじいちゃんと呼ぶにはある一定の時期から歳を取っている感がなさすぎる、英国紳士沼の重鎮マイケル・ケインさんや、なんとあのマークさんも登場!

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そうそう・・・あのマーク・・ ・・・っておまえマークじゃないな! むしろルークだろ!

マーク
こちらですよ! こちらのマーク・ストロングさん!
もうね、さんざんスーツスーツ言ってきましたけどね、ぼかぁシャツ&ネクタイにミリタリーセーターというこの組み合わせがね!昔っから大好物なんですよね!
Vネックからのぞくネクタイと肩の当て布という、フォーマルとカジュアルのコントラスト・・・ たまらんですよ!おまけにメガネでやんの!メガネかけてるんでやんの! すき! けっこんしてくれ!!  

わたしは今度生まれ変わったら傘かセーターになりたい。
書類をとめるバインダーでもいいですよ。

現実のモヤモヤを晴らすようなスクスク成長談と、目にも眩しいスーツとメガネ天国、そして充分すぎる毒っ気が超最高な『キングスマン』。
わたしはこの作品を猛烈に愛します!
ありがとう、マシュー・ヴォーン監督!
ありがとう、英国紳士連盟!



(※ 以下超重大なネタバレがありますので、必ず本編鑑賞後にご覧くださいませ)





■ 天国から地獄へ

それは突然やってきました。
エージェントとしての最終テストをパスできなかったエグジーを前に、失望を隠せないハリー氏。
教え子であり息子のような存在のエグジーに、キングスマンとして欠かせない要素である「覚悟」を、どうすれば伝えることができるのか・・・。
ハリー氏はとある任務を終えた後、エグジーに与えるつもりでいました。
そして、任務が終わった時、たしかにエグジーは「覚悟」を得ていました。
無残に殺されたハリー氏の亡骸を前に。

無残に! 殺された!


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(このほのぼのとした雰囲気からは考えられないような凄惨なアクションシーンがあります)

殺されるのはしょうがないんですよ。 師匠と言うのは弟子を成長させるためにすべてを捧げるものですし。 時には命だって。 オビ=ワンだってそうでしたし。
ただ、本作のハリー・ハート氏の死に様はね、ホントにない。
わたしの中では完全に、ない。

予告編でも使われていた、コリン・ファースさんの超絶アクションシーン。
まさかそれがこんなかなしいアクションだったなんて、わたしは想像もしませんでした。

ハリー・ハート氏の最後の任務となった、アメリカの田舎町にある教会への潜入調査。
そこでは、頭のおかしいIT長者によるなんらかの実験が行われようとしていました。 その「なんらか」を突き止めるのがハリー氏の役割だった・・・だったのに。
「なんらか」とは、IT長者が全世界に無料で配布したSIMカードから発せられる信号。
人の正気を奪い、おそろしく凶暴にさせてしまう信号。
人口増加による環境破壊を憂いていたIT長者は、その信号で人間同士を殺し合わせ、地球上の人口を一気に減らす計画を立てていたのです。

ハリー氏自身はSIMカードを持っていなかったものの、閉ざされた教会内で一斉に発せられた信号に抗うことなどできようはずもありません。
荒れ狂う人々を相手に、ひたすら殺戮を続けるハリー氏。
時に獣のように。 時に華麗に。
血まみれになりながらも確実に死体の山を築いてゆくハリー氏の目は鈍く翳り、そこに理性のきらめきはありませんでした。

教会内にいた人々は、差別主義の狂信者だった。 ならば殺されてもしょうがない? しょうがないかもしれません。(映画の中でなら)  
けれど、わたしはハリー氏にあくまで彼の意志で闘ってほしかったのですよね。 
悪党に操られるのではなく、彼自身の意志で、ゲスな差別主義者たちをやっつけてほしかったのですよ。
全ての人々を殺し終わった時、ハリー氏が浮かべた表情の、なんと虚ろで、なんとつらそうだったことか・・・。
あんなすごい見せ場を、あんなかなしい見せ場にするなんて・・・ 憎い・・・ わしゃマシュー・ヴォーン監督が心底憎いぞ・・・!

冒頭のパブでのアクションシーンみたいな爽快なしばき方なら、心からの拍手喝采だったのですけどね・・。
弟子の成長のために退場させるつったって、もうちょっとかっこいい方法があったんじゃねえの?! え?! そうじゃねえの?!マシューさんよぉ?!

というわけで、天国から一転地獄のような気分を味わってしまったわたしなのでした。
ショックすぎて映画館出ようかと思いましたからね。出ませんでしたけどね。
その後エグジーがハリー氏が仕立てておいてくれたスーツを着て、立派にエージェントデビューを果たしていました(※女までコマす急成長っぷり)が、やっぱりね、なんつうか、渋みが圧倒的に足りないですよね。 もっとくれよ・・・50代英国紳士のエキスをくれよ・・・!

あと、基本キングスマンは単独行動が過ぎると思うよ!
雪山でのランスロット登場シーンといい、ハリー氏の教会シーンといい、あれ別のキングスマンによる援護があれば避けられた犠牲なんじゃないの!
もしかしたら17年前に複数で任務にあたっていた時失敗したから、余計な犠牲を出さないように単独になったのかもしれないけど、チームワークを謳っていながら危険な任務は個別って、おかしいと思うなぁ! っていうか鑑賞後数日経ったにもかかわらずハリー氏退場のショックを未だ受け入れ切れていないわたしがいます! 仮に続編が作られたとして、どっこい生きてたパターンも全然オッケーですよ!わたしはね!


■ おまけ

・ だいすきだけど心底憎たらしい映画でした。 マークさんの存在があったおかげで、最後まで踏み堪えることができたぞい・・・ありがとうマークさん・・・ ありがとう50代英国紳士・・・

・ とはいえ、コリン・ファースさん退場後の展開もすごくすきだったんですけどね。 花火シーンの趣味の悪さ最高!

・ 悪党の方針がまたもや「地球の人口を減らす」だったヨ!

・ 頭のおかしいIT長者さんは一部の富裕層だけが生き残って、残りの一般人のほとんどが死滅した世界を目指していたみたいなんですけど、その世界、誰が消費を生み出すんスかね? 手を汚さない金持ちが大勢いたって社会は回らないんじゃないんスかね?

・ そんな発想のヘンテコリンなIT長者を演じていたのは使えないアイパッチ長官ことサミュエル兄貴。 人殺しだいすきなクセに血を見るのはだいきらい、という、得体のしれない無邪気さを存分にふりまいていました。 なんかアレだ、今回もたのしそうでなによりですな。

・ サミュエル兄貴の使える部下ガゼルを演じていたソフィア・ブテラさんも超かっこよかったですよ。 身体能力スゲー!と思ったら、世界的なダンサーの方なんだそうです。 クルクル回ってたもんなぁ。

・ メガネもキングスマンの一部なのに、どうしてランスロットは裸眼だったの! それは駄目なんじゃないの! ちゃんとしましょうよちゃんと!

・ いい味出していたルーク・スカイウォーカー氏ことマーク・ハミルさんの存在からもわかるように、すごいスターウォーズしてました! ハリー氏はマスター、エグジーはパダワン、マイケル・ケインさんは・・・えっと・・・パルパティーン・・?

・ エグジーとマーリンが突入する雪山の基地にワラワラわいて出る傭兵なんかも、パッと見ストーム・トルーパーみたいでしたもんね。 着ている服は惑星ホスにいた時の反乱同盟軍みたいな恰好でしたけどね。 じゃあマーリンはハンソロ的なアレってことにしちゃおっか!ね、いいよね!

・ しかし、クライマックスの大量虐殺シーンはホントにすごかったですね。 スティーヴン・キングの『セル』が映画化されているようですが、一足先にあの冒頭の地獄絵図を具現化してしまった感あるで! そういえば、『セル』の方にもサミュエル兄貴出るんだよな・・・兄貴・・働き者だなぁ・・・

・ ハリー氏の退場にはまだ納得できていないものの(←しつこいタイプ)、エグジー率いる「よりぬきキングスマン」による圧倒的窮地からの形勢逆転劇はかなり痛快でおもしろかったですよ。 聞いたところによると、既にマシュー監督が続編の脚本に着手されているそうですが、なんだかんだ言いながらそちらもそちらで待ち遠しくなっているわたしがいます。 もちろん、どっこい生きてたパターンも挫けずお待ち致しておりますよ!監督! (←相当しつこいタイプ)   







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『ターミネーター:新起動/ジェニシス』

2015年07月27日


あらすじ・・・
審判の日を回避するため、サラ・コナーとカイル・リースと機械のおじちゃんががんばります。



【「ターミネーター」新作のポスター、ネタバレしているように見えるけれどキャスト一新されているからネタバレしていることがわからない説】

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実は全員馴染みのキャラクターです。


【結局のトコ、歴史を変えなくてもジョンは人類を率いて機械に勝ってたんじゃないか説】

■1周目
1985年、ロサンゼルスでサラ・コナーがジョン・コナーを出産 
 1997年8月29日、サイバーダイン社が開発したコンピューター・スカイネットの暴走によって世界中に核ミサイルが発射され、人類の大半が滅びる。 
 ジョン・コナーは生き残った人々に呼びかけ、機械への叛乱を開始。 
 その途中出会った少年・カイルをなぜかいたく気に入ったジョン、母・サラの写真をカイルにプレゼントし、母がどれだけマブいスケかを力説。
 2029年、ついに機械軍壊滅まであと一歩というトコロまで漕ぎつけるジョン・コナー。起死回生を図った機械軍はタイムマシンを使って1984年に暗殺マシンT-800を送り込み、ジョンを妊娠する前のサラを亡き者にしようと目論む。
 その企みを防ぐため、すっかりサラにゾッコンラブになっていたカイルを同じく1984年に送り込むジョン。
 1984年に戻ったカイルが、サラに彼女の息子・ジョンが未来の世界には欠かせない人物であることを語ったり、うっかり愛を告白したり、なし崩しで一夜を共にしたりしたのち、T-800と相打ちを図り爆弾を使うも志半ばで死亡。怒ったサラはT-800を工場のプレス機でスルメ状に伸ばし勝利を手にする。
 その後、工場に残っていたT-800の残骸を手にしたサイバーダイン社はスカイネットを開発。
 199?年、ジョンを出産後、海外の傭兵組織で腕を磨いていたサラが、帰国後過激思想の持ち主として速攻で逮捕。
 1994年、精神病院に強制入院させられた母と離れ離れのジョンは、里親に反抗し母譲りのハッカー技術であぶく銭を稼ぐ日々。
1997年、スカイネットが核ミサイル発射。
 2029年、ジョンが人類を率いてスカイネットに肉薄。
 先の失敗を反省したスカイネットが今度はまどろっこしいことをせずダイレクトにジョンを亡き者にせんと、1994年に新型マシンT-1000を送り込む。
 先読み名人ジョンもまた、齢10歳の自分を守るべくプログラミングし直したT-800を1994年に転送。

■2周目
1994年、ジョンの前に警察官の格好をしたT-1000が現れるも、バラの花束を抱えたT-800に助けられる。
 父親を知らないジョンがいかついT-800に父性を感じつつ、サラと合流。
 サラの提案で、諸悪の根源サイバーダイン社を潰す作戦に出る。
 サイバーダイン社の開発担当者・ダイソンは、突然現れたサラとT-800に怯えつつも、自らの命を引き換えにスカイネットの開発を阻止。
 サラと協力して工場の溶鉱炉にT-1000を沈めたのち、未来に高性能CPUを残さないため、自らの体も溶かしにかかるT-800。
 どっこい残ってたT-800の片腕。
 アメリカ空軍がスカイネットを開発。
 1997年、核ミサイルが発射されなかったことを見届けたサラが白血病で死亡。
 2003年、死刑囚・マーカスがサイバーダイン社のセリーナ・コーガン博士によってターミネーター化されたのち、冷凍睡眠に入る。
 2004年、スカイネットが核ミサイルを発射。
 2032年、ジョンが人類を率いてスカイネットに肉薄。
 先の失敗を反省したスカイネットが今度はジョンとそのパートナーを亡き者にせんと2004年に新型マシンT-Xを送り込む。
 先読み名人ジョンもまた、自分と未来の妻を守るべくプログラミングし直したT-850を2004年に転送。

■3周目
2004年、世界が滅びなかったので救世主にもなれず、ただのスーパーニートと化していたジョンの前に、モデル体型のマブい暗殺マシンT-Xが現れる。
 抜群のタイミングで駆け付けたT-850がトラックでT-Xをドーン!
 T-850から、「審判の日」が1997年に起きなかったのは、数回のタイムトラベルによってただ単に先に延ばされただけで、実は今日がその延ばされた当日、と聞かされたジョン、落ち込むどころか「やっぱりなーオレが救世主やんないとなー」となんとなくドヤ顔になる。
 偶然居合わせたジョンの幼馴染・ケイトもまた、将来ジョンのパートナーになるという理由でT-Xに狙われていたことが判明。 ちなみにそんなケイトの父親でアメリカ空軍の偉い人・ブリュースターは何を隠そうスカイネットの開発責任者。
 だったらお父さんを説得しようと基地に向かうも、T-Xによってブリュースター氏は殺害され、T-850はT-Xをボコり、ジョンとケイトを地下シェルターに保護し終えたところでスカイネットによる核ミサイルの一斉発射開始。
 2018年、荒廃した地球上では機械軍と人類との最終決戦が繰り広げられていた。
 マーカスが冷凍睡眠から目覚める。
 抵抗軍の若き指導者・ジョン、機械軍が人間を生け捕ってサイボーグの開発に力を入れていることを知り、いよいよ昔懐かしいT-800の誕生が近いと悟る。
 荒地をうろうろしていたマーカスが、スカイネットの最重要ターゲットに認定されているカイル少年と出会い行動を共にするも、スカイネットに少年を奪われてしまう。
 ジョン、自分たちが捕まえたマーカスが半分人間・半分機械の不思議な生き物であることを知り、スカイネットの手先に違いないと疑いまくる。
 でも結構強いし使える男だったので、慣れ合いの街角。
 のちに自分の父となるカイル少年を探していたジョン、マーカスからカイルの事を聞き、敵陣へ殴り込む。
 スカイネットの工場で絶賛製造中のT-800と死闘をくりひろげるジョン、心臓に大怪我を負う。
 マーカスから心臓を提供されたジョンが、無事保護したカイル少年を猫かわいがりし、母・サラの写真を与え、どれだけマブいかを説き、やがて訪れる2029年に備える。
 2029年、抵抗軍に押され気味の機械軍がタイムマシンを使い1984年のサラ・コナーを亡き者にせんとT-800を送り込む。
 先読み名人ジョンもまた、みっちり教育済みのカイルを1984年に送り込もうとする。
 転送が始まった瞬間、カイルを見送るジョンがターミネーターに襲われる。

■4周目
2029年、カイルが転送されるなかスカイネットから謎改造を施されたジョン、全身の細胞をナノマシン化され、なんとなく意識もナノになる。
 1984年に転送されたカイルがサラとどんな行動をとるかを知るジョン、一足先に2014年に戻りスカイネットに就職する。
 独自の知識に基づいたマシン開発でダイソンの息子に気に入られたジョン、巨額の予算を勝ち取りタイムマシンの製作に取り掛かる。

■5周目
1973年、湖畔のロッジで両親を戯れていた御年9歳のサラ・コナーの前に、何者かが送り込んだT-1000が現れ、両親を殺害する。
 ギリギリのタイミングで駆け付けた、これまた何者かに送り込まれたT-800に助けられたサラ、T-800を「おじちゃん」と呼び疑似親子の関係となる。
 T-800から、あと10年ほどしたら未来の旦那様が転送されてくること、彼との子どもが核ミサイル発射後の人類を救うことや、その為に必要な戦闘知識などを骨の髄までたたき込まれる。
 1984年、サラ・コナー19歳。 予定通り2029年から転送されてきたカイルと出会う。
 正直、めちゃ強いおじちゃんがいるのでカイルの手助けはいらないけれど、とにかく未来の旦那様候補なので優しくする。
 サラとおじちゃん、10年間アメリカに居座っていたT-1000を溶かしたのち、2029年から送り込まれたT-800から回収したチップを使い、独自に製作しておいたタイムマシンで1997年の審判の日に向かおうとする。
 2029年からきたカイルが、転送中に見た不思議な「もうひとつの現実」の話をする。
 その現実の中では1997年に審判の日は起きず、代わりに2017年に起動される「ジェネシス」というプログラムこそが諸悪の根源であることが、幼いカイル自身によってカイルに語られていた。
 1997年に行きたがるサラを強引に説得したカイル、二人なかよく真っ裸で転送される。
 ひとりのこったおじちゃん、20年間サラとの思い出に浸りながらスカイネットの現場作業員として定年まで勤めあげる。
 2029年に転送されてきたカイル、一足先に現世に馴染んでいたジョンと再会する。 サラは初めて自分の息子と対面するも、自分より年上だわ微妙なご面相だわなんとなく腹黒そうだわで感慨に浸れない。
 スカイネットの手先と化していたジョンを、サラとカイルとおじちゃんでぶっ倒す。
 スカイネット本社も粉々に爆破し、ついに「審判の日」に怯える事のない自由な日々を手に入れたと思いきや、どっこい残ってたスカイネット。



ほんでアレでしょ、結局またスカイネットが核ミサイル発射して、今度はおじちゃんとサラとカイルとふたりの間に新たに生まれたジョンとで機械軍と戦うんでしょ、んで2029年に敗戦濃厚となった機械軍がもう一回過去にターミネーターを送り込んでうんたらかんたらって流れなんでしょうけど、よく考えたら1周目の誰もタイムトラベルしていない時点で既に人類勝ちかけてんじゃね? 未来は変えられそうで変えられないんじゃね?なんかこれってすげえ残酷な話じゃね?


【人気役者が張り切ってひとり何役もやる時だいたいスベってる説】
The Nutty Professor dinner table
ナッティ・プロフェッサーのエディ・マーフィさん。

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オースティン・パワーズのマイク・マイヤーズさん。

ジャックとジル
ジャックとジルのアダム・サンドラーさん。

ね、スベってるでしょ!

ぼかぁマイク・マイヤーズさんもアダム・サンドラーさんもだいすきですけどね、この複数役は全くのれませんでしたねぇ。
ドクター・イーヴルとオースティン・パワーズの二役はすごくよかったので、ただ単にキャラクターが無理なだけかもしれませんけども。
というわけで、本作でシュワちゃんが若いターミネーターやったり中年のターミネーターやったり初老のターミネーターやったりしている予告を観たときはかなり心配していたのですが、実際本編を観てみると全くシャシャッてる感がないというか、今のシュワちゃんだからこそ出来る役の幅なんだろうなぁ・・と納得なんかしちゃったりして、とりあえず本作に関してはスベってる説は撤回します!

っていうか、『博士の異常な愛情』みたいな例もあるし、スベッてるのはナッティ・プロフェッサーだけってことにします!


【あたらしいカイルの髪型かた焼きそば説】
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1作目のカイル。

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4作目のカイル少年。

かたやきそば
かた焼きそば。


【ターミネーター、辞め時を見失ってる説】
5周分のタイムラインを書いていてわたし自身何が何やらさっぱりだったわけですが、作っている方はもっとドさっぱりなのではないかと思いますね。
そもそも、過去作すべての辻褄を合わせる気など毛頭ないのかもしれませんし。
3作目以降が蛇足だったのか、いや、シュワちゃんが役者をやめていた時に作った4作目こそが色んな意味でおみそだった(特にマーカスのあたり)のか。
人気作だから、やろうと思えばいくらでもやれる。 そんな安易な作品作りが招いた時間軸のゆがみが正される日は、果たしてやってくるのだろうか。
鑑賞中は、本作がその役割を担うのではないか、と思っていたのですが、いやいやどうして、過去の作品の色々な要素を上手にまとめあげ、なかなかいい方向に進んでいたと思ったのですが、結局ラストのアレで台無しですよ。
辞め時を見定めるのって難しいし、勇気がいることなのでしょうけども、今回あそこまでやっておいて幕を引かなかったのは大きな間違いのような気がしてなりませんねぇ。
うーん・・・やっぱり2作目の時点でやめとけb(ゲフンゲフン


【なんだかんだいってもシュワちゃんが出ていればなんとなくまぁいっかって気分になる説】
2作目の時点で・・とは言いつつも、じゃあ今回おもしろくなかったのかというとそんなことはなく、前述の通りよくまとめられていてとてもたのしく鑑賞したのですよ。
若造シュワちゃんを迎え撃つシュワちゃん、娘(サラ・コナー)の彼氏と張り合うシュワちゃん、若いもんに負けじと建造物をぶっ壊すシュワちゃん、アイルビーバックを言うときは若干イキってるシュワちゃん、ロボットのくせして娘を嫁に出す父のようなまなざしを向けるシュワちゃん。
高倉健さんばりの不器用さと実直さでサラをサポートするシュワちゃんを観ていると、なんだか自分の人生が重ねるような気がしてしまい。
そりゃそうです、だってターミネーターの1作目を観たのは中学生の頃ですよ。そして2作目に大興奮したのが高校生の頃。
あれよあれよとシュワちゃんは大スターとなり、シレっとスタローンのライバルポジションに上り詰め、なんなく追い越し、そのまま知事に当選して逃げ切り。
その間わたしは就職し、結婚し、子どもが生まれ、その子どもも今や中学生です。
悪いロボットと闘っていたサラ・コナーの目線から子を守る親のそれへと変わった私の目線は、ひたすらにサラを守るシュワちゃんに同調し、共感し、クライマックスなんかは目頭が熱くなったりなんかして。
正直、カイルなんかどうでもいいわーって思っちゃったりして。
シュワちゃんがターミネーターとして活躍してくれればそれでいい。 
タイムパラドックスに理解が追い付かなかったり、矛盾に引っ掛かりそうになったりしつつ、エンドクレジットが流れるころには「あーおもしろかった」ぐらいなさっぱりとした感情しか残らないけど、それでいい。
なぜなら、ターミネーターといえばシュワちゃんだし、シュワちゃんといえばターミネーターなのだから。

タイムトラベルがどうとか審判の日がこうとかいうSF的な側面よりも、カイルとジョン、サラとシュワちゃんという二組の父子関係に焦点を絞っているところもよかったと思いましたよ。
差し伸べられた手を握り、信頼を愛情を捧げてきた子どもたち。
ひとりは親のエゴのため利用され、ひとりは命がけで守られる。
親に裏切られた悲しい子どもも、愛情深い父親の姿をそばで見ているうちに、いつかその傷を癒されるのだろうか。
そうだったらいいなぁ。
っていうか、ナノ化されるというひと手間があったとはいえ、結果的にジョンのメンタルがああなったのって、生まれた時から「あなたは将来救世主に」とか「あなたの部下となる男性が実はあなたの父親に」とか「邪魔者は消せ」とかさんざん吹き込まれるという複雑すぎる生育環境が災いしているんじゃないんスかね。どうなんスかね。
いっつもロクなキャラクター設定が与えられないジョン、かわいそう!


というわけで、色々書きましたが本作に関してはもうこれでいいです。
少なくとも、わたしは満足です。

まぁ続きはなくていいですけどね!(たぶん作られるんだろうなぁ!)








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『トランスフォーマー/ロストエイジ』(シリーズ4作目)

2014年09月11日
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第1作目あらすじ・・・
いいロボットとわるいロボットがちきゅうにやってきてケンカをはじめます。

第2作目あらすじ・・・
ちょっとぐあいがわるくてねていた、わるいロボットがげんきになったので、またいいロボットとケンカをはじめます。

第3作目あらすじ・・・
いいロボットのなかまがみつかったのでみんなでよかったねーっていっていたら、わるいロボットがやってきて、またまたケンカをはじめます。

第4作目あらすじ・・・
いいロボットがまたまたわるいロボットにねらわれ、あぶなーい!っていっていたら、まえにやっつけたべつのわるいロボットもいきかえったので、みんなでケンカをはじめます。


はい、というわけで、夏休み映画の目玉『トランスフォーマー/ロストエイジ』をやっとこさ観ることができましたよ。

アメリカの都市をロボットにひたすらぶっ壊させ続けたシリーズも全3部作をもってひと段落し、「わしのやるべきことはもうない・・・」とトランスフォーマーから手を引いたように見えたベイ師匠が、しれっとした顔で「また新しいトランスフォーマーやるよ!」と言い出した時は大いに困惑してしまったものでしたが、いままで以上にフォーマーフォーマーしていたので、ぼかぁもう何も言うことはないです。
大人の事情で別世界へと葬り去られた、かたやきそばことシャイア・ラブーフさんも、草葉の陰でさぞお喜びのことでしょう。(※ラブーフさんはまだまだ現役です)

で、特に言うことはないのですが、今回は「いい人間」「わるい人間」「いいロボット」「わるいロボット」という判りやすい構図に加え、「わるいロボットその2」という新たな団体が飛び込み参加していたことにより、ストーリーがかなりとっ散らかってしまっておりまして。 いや、今までもとっ散らかってたけどさぁ・・・ そんなレベルじゃないんですよね・・・

ということで、今回はそんな散漫なストーリーが少しでもわかりやすくなるよう、本作に登場する主なキャラクターの簡単な説明をしてみようと思います。
これさえ見れば、あなたもロストエイジ通!

【いい人間】
■ ケイド・イェーガーさん
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・・・ お茶の水博士にも則巻千兵衛さんにもなれなかったしがない町の修理屋さんですが、宇宙からきた超高知的生命体オートボットは直せる模様。 娘を溺愛する一方、社員に無理な就労を迫るブラックな雇主としての一面も併せ持っている。  ローンの滞納から始まり、家主への脅迫、隣家からの盗電、クレジットカードの不正使用、家宅侵入、小売店での窃盗行為などを家族(娘とその恋人)に強要する狂人。

■ テッサ・イェーガーさん
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・・・ 高校の卒業式を控えたケイドさんの一人娘。 本作のホットパンツ要員。 幼いころ亡くした母への義務感から、父への奉仕を怠らない不憫な17歳。 

■ シェーンさん
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・・・ ホットパンツの彼氏。 レースカードライバーという名の運転要員。 5歳の頃父に捨てられた過去を持つ不憫な20歳。 

■ ルーカスさん
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・・・ ケイドさんが営む個人企業の社員。 給料を社長に搾取され、タダで働かされ、就労中に負った傷も労災認定されず、挙句通常の業務とはかけ離れたサービス作業中の事故により死亡してしまうという、ブラック中のブラッ・・・ あれ・・・ なんかこういう企業、日本にもなかったっけ・・・  ええと・・ほら・・・あれだ! 「一億欲しいのか」って言われちゃうやつ!


【わるい人間】
■ ジョシュアさん
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・・・ ロボット開発で未来を支える先進企業・KSIの社長さん。 前作終了後に回収したわるいロボットたちの部品を徹底的に解析し、メイド・イン・チャイナのアメリカ製品を生み出すことに成功した先端技術界の鬼才。 100億ドルの資産があってもまだまだ儲ける気満々。 自分のおぜぜの為ならアメリカ国民を欺くことも厭わない狂人。

■ ハロルド・アティンジャーさん 
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・・・ わるいCIA。 身内同士の小競り合いでシカゴを焼け野原にしたロボットたちを苦々しく思っていた矢先、宇宙からやってきた別のロボット・ロックダウン様に取引を持ち掛けられまんまと乗ってしまう小物中の小物。  あっちの人間こっちのロボット、とその場しのぎで取引してきた結果、ロックダウン様には「はよオプティマス連れてこいや!」と怒られ、KSIのジョシュア社長には「はよオートボット壊して持ってこいや!」と怒られ、KSIが作った人造トランスフォーマー・ガルヴァトロン氏には「はよシード運んでこいや!」と各方面からまんべんなく怒られることに。 アメリカ政府に薄給でこき使われる人生から一発逆転を図りたかったという動機は同情を誘うものの、一旦ロボットに太刀打ち出来ないとわかるや、地球の存亡構わずキライな人間の殺害だけに集中するという狂人でもあるので、近くにいたら距離をおきたいタイプかもしれない。

■ ジェームズ・サヴォイさん
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・・・ わるいCIA。 前作のシカゴ決戦で身内を亡くしたことから、オートボットを激しく憎むようになった凄腕工作員。 わるいロボットもいいロボットもない、あるのは人間を巻き添えにする破壊的なロボットだけだ!という至極まっとうな考え方の持ち主。 ただ、罪のない女の子に銃口を突き付けるのはいただけませんな。


【その他の人間】
■ スー・ユエミンさん
ビンビン_convert_20140910012115
・・・ つけまが過ぎる製造責任者。 KSIの中国工場を任されている。 視界の3分の2ぐらいつけまつげで埋まっていませんか、大丈夫ですか。  感情的になると中国語をまくし立てるという特徴が、同じく感情的になるとなぜか英語になっていた藤田朋子さんを思い起こさせるとか起こさせないとか。 警察学校で訓練を受けていた過去がある為、アクションもお手の物。 ただし、アクションシーンを最後に一切登場しなくなるので、もしかしたらどこかで中国乳製品のトップブランド伊利の牛乳でも飲んでいるのかもしれない。

■ ダーシーさん
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・・・ KSIお抱えの地質学者。 ジョシュアの元カノ。 北極で金属化した恐竜の残骸を発見したことから、白亜紀末期に恐竜たちを絶滅させたのは、ただの隕石ではないのではないかと予想。 予想後は特にすることもないので、ずっとワーキャー言いながら逃げる要員。

■ ウェンブリーさん
研究員
・・・ KSIのロボット開発チームのリーダー。 ふくよかな体型のキャラの宿命として、常にドーナッツを頬張らされる羽目に。 シーンによって齧った量が違うので、スクリプターさんもうちょっとがんばれ。 自分の手柄も全て社長の手柄にされてしまう、どこかルーカスさんと似た境遇の社員。 社長が中国出張している間の気の抜け方(くつろぎ方)がザ・アメリカン。


【いいロボット】
■ オプティマスプライム先生
プライム_convert_20140910012144
・・・ 言わずと知れたオートボット軍団の長。 言った方がよければ言うけど、「オートボット」はいいロボットの総称。 過去数年間に渡り地球を守ったり壊したりしてきた結果、人間から「もういいよ!」と三行半を突き付けられる羽目に。 毎回毎回、強いのか弱いのか綱渡り状態な闘いを見せてきたが、今回はとうとう、オートボット誕生秘話に関係していると言われるロックダウン様にフルボッコにされるという失態を演じてしまう。 それでもなお、部下から「先生」と慕われるところは人徳の賜物か。 い や 、 ヒ ト じ ゃ ね え よ 。

■ バンブルビー
ビー_convert_20140910012100
・・・ オートボット組の鉄砲玉。 プライム先生に心酔しきっている若き傑物。 前3部作ではかたやきそばの子分として下働きに従事してきたが、今回からはだいすきなプライム先生のためだけにがんばります。 自分に似せて作られた人造トランスフォーマー・スティンガーにはげしく嫉妬。

■ ケン・ワタナベ
ケン_convert_20140910011931
・・・ 今回新しく仲間入りしたサムライ型オートボット。 別名・ドリフト。 組長であるプライム先生の右腕として、ポン刀と長ドスを振り回して大暴れします。 初登場シーンでヘリコプターにトランスフォームしていたものの、その後は全く空を飛ぶ気配を見せない自由奔放な性格。 飛べばいいじゃない、もっと飛べばいいじゃない。

■ ラチェットじいさん
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・・・ 前3部作に出ていたベテラン軍医オートボット。 前作での闘いに疲れ果てた人間たちが、「ロボとの協調路線」からの方向転換を決めたことにより一転追われる身となり、長らくジメっとした場所に隠れ続けてきた。 わるい人間とロックダウン様との連携プレーの前に破れ、無残な死を遂げる。

■ ハウンド氏
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・・・ オートボット組の若頭。 まるっこい躯体ともじゃもじゃの髭が特徴。 

■ グリムロックちゃん
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・・・ ロックダウン氏にコレクションされていた伝説のダイナソーロボット・通称ダイナボット。 見た目は恐竜というよりドラゴン。  何千万年レベルで蒐集されっぱなしの状態だった為、オプティマスプライムにたたき起こされた時はかなりご機嫌斜めだった。 ただし、プライム先生のスパルタ男塾に強制入塾させられたのちは、飼いならされた子犬のような従順さを見せるように。


【わるいロボット】
■ ガルヴァトロン氏
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・・・ ガルバリウム鋼板だかガンバルマンだかよくわからない名前ですが、要するに中身はメガトロン。 前3部作での宿敵にして、もっともしぶといディセプティコン。 え?ディセプティコンとは何か? わるいロボットがよく使うハンドルネームです。 う そ で す 。 KSIが社の威信をかけて製作した人造トランスフォーマーではあるものの、作ったつもりが実は作らされていたというのが現実で、メガトロンの意思がそのまま移植されたわがままバディに、社長はおろかわるいCIAまでもが完全に踊らされることに。 オートボットたちと違い、「トランスフォーミウム」という新素材で作られている為、躯体を壊されても何度でも復元されてしまう曲者。

■ スティンガー氏
スティンガー_convert_20140910011954
・・・ KSIがガルヴァトロン氏と共に開発してきたスリムな人造トランスフォーマー。 バンブルビーを元に作ったクセして、いざスティンガーが完成するや、その宣伝PVにおいて全力でオリジナル様をdisりまくるという、ピクシブのパクリ絵師みたいなKSIは、プライム先生か誰かにしこたま怒られればいいと思う。 スティンガー自体は、ガルヴァトロン氏のように誰かの黄泉がえりな訳ではない為、ひたすら上司に言われるままに行動するのみ。 そんなスティンガーもまた、ルーカスさんやウェンブリーさんと同じ、哀しき企業戦士なのかもしれない。


【わるいロボットその2】
■ ロックダウン様
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・・・ オートボットやディセプティコンを生み出した創造主・・・、・・に依頼されてプライム先生を捕まえに来た・・・、・・んだけど一人で探すのも骨が折れるのでわるいCIAと結託することに。 別名・宇宙の賞金稼ぎ。 ただし、宇宙の貨幣価値はどうなっているのか、というかお金という概念は存在するのか等々、明かされぬ謎は多い。 魔改造された巨大な宇宙船には、侵入者用のトラップやコレクションしたエイリアンたちのゲージ、武器庫などが完備されている。 顔全体が砲台のようになったり、触るものみな金属に変えてしまうグレネード弾を放ったり、と、えげつない戦法をとることが多い。 逃げたロボットを回収する際、ちまちまと探すのではなく強力磁石で街ごと吸い込もうとする戦法に関しては、「えげつない」を通り越してただの雑仕事。 オートボットとディセプティコンの諍いについては、割と客観的な視点なので、どちらかに加勢するということはない。


・・・
・・いかがでしょうか。
めくるめくロストエイジの世界、お楽しみいただけたでしょうか。
上記の説明で余計に混乱された方につきましては、心からお詫び申し上げると共に「まぁ、こまけえことはこの際忘れて、プライム先生が恐竜ロボに乗ってるかっこいいシーンだけ楽しんじゃえばいいんじゃねえの」という精一杯のフォローをお届けしたいと思います。 かっこいいから。 ホントそこだけで充分おなかいっぱいだから。 

お時間とおぜぜと諸々の事情が許される方は、ぜひ劇場で!




- おまけ -

・ メタリックなかたつむりがうちゅうからせめてきたよ!きょうりゅうにげてー!!

・ やっぱりアレだな!あっちにもこっちにもいい顔しようとするとメンドクサイことになるな!な、アティンジャーさんな!

・ 1作目の時は 「うっかり宇宙から地球に落ちてきたメガトロンが100年以上前から北極に氷漬けで埋まってました」 という設定で、2作目では 「初代プライム軍団というオプティマスやメガトロンを生み出した張本人が、数千年前地球に来てピラミッドになんか細工を施していったらしい」 という設定が加わったのだけども、本作ではさらに 「オプティマスやメガトロンを作った張本人は、実は6500万年前いちど地球に来ていて恐竜絶滅のきっかけを作っていったらしい」 という設定まで加わって ロ ボ ッ ト ど ん だ け 地 球 好 き や ね ん

・ ケン・ワタナベのヘリ設定も途中から忘れられていましたが、T-1000みたいな人造トランスフォーマーの無双設定も最後には無かったことになっていて、もうおまえら街が壊せたらそれでええのんか

・ 中国資本をはじめ、さまざまなスポンサーへの配慮が感じられた画面作りとなっていたのですが、 「牛乳を出してよ」 という要請には 「前後のシーンと全く噛み合わない牛乳のクローズアップ」 を、 「銀行の名前を出してよ」 という要請には 「アメリカの片田舎に中国の銀行をポーンと配置する」 というやけくそのような設定を、 「中国の街並みを出してよ!」 という要請には 「出すけどとことん破壊する」 というサービスを、 「中国らしさを出してよ!」 という要請には 「バンブルビーのコピーを中国で生産したことにしておいた上で、「コピー商品はキライだ!」とバンブルビー本人に壊させる」 演出を、 「中国をメイン舞台に使ってよ!」 という要請には 「主人公一行を中国に向かわせるけど、街中は廃墟のように荒れ放題・エレベーターは反応が悪い・中国の景勝地 重慶を香港の裏山扱い」 という褒めようという気配が全く感じられない扱い方というか、むしろ出せば出すほど逆効果になっており、観ているこちらがハラハラしてしまうほどでした。 さすがベイ師匠!生き様がロックですね!

・ プライム先生がグリムロックちゃんを熱血指導しているシーンと、ハウンド氏とバンブルビーが市街地で孤軍奮闘しているシーンが交互に映し出された時に観客席を包み込んだ、「オプティマスおまえんなことやっとる場合か!」という謎の一体感。

・ グリムロックちゃんというと、「眠りにつかされていた伝説の戦士を王者が蘇らせ喝を入れて言うこときかせる」という展開が、なんだかすごく『王の帰還』みたいでワクワクしました。  そうだよ!アラゴルンも死者の王を呼び出した時、スパルタ指導すればよかったんだよ!(いや、してたのか)

・ 『王の帰還』といえば、オートボットのハウンド氏とギムリって超似てるよなぁ。 男気溢れる所も同じだし。 ってことはクロスヘアーズがレゴラス・・・?

・ あとケンは・・・ ケンは・・・ ・・・・はい!ケン・ワタナベに該当する旅の仲間が見当たらないので終了ー! 泣かないでケン! もうこの話題しないから泣かないで!

・  ロボットには何の不満もないのですが、今回とにかく人間のクズさが前面に押し出されていて非常にキツかったです。

・ たしかにシカゴの惨状は目を覆うものがあったけど、ロボット同士の内輪揉めって言えばそうなんだけど、オートボットが関わる以前から地球が宇宙の脅威にさらされていたことは事実なわけで。 第二の故郷として地球人を守る決意をかためてくれたオートボットのみなさんに、この仕打ちはないわーひくわー。

・ しかもその動機が「私欲の為」って・・・ ないわー! アティンジャーないわー! アティンジャーひとりの言うことを鵜呑みにして政府方針決めちゃう大統領もどうかと思うわー! マジでひくわー!

・ 回収したトランスフォーマーから仕組みを解析し、新兵器への技術転用をはかるジョシュアが、金の亡者として描かれていましたが、主人公であるケイドも根っこは同じなんですよね。 ロックダウン様の宇宙船からちゃっかり兵器をちょろまかして来たり、「これを量産すれば・・・ジュルリ」とよからぬ算段をしたり・・・  相当したたかな男ですよこいつは!

・ 助けてきた人間に手ひどいしっぺ返しを食らい、すっかり人間不信になったプライム先生へも、「オレが助けたんだからおまえも助けろよ!(※意訳)」という脅しという名の説得をかますケイド。 まあねー 娘さんに対しても相当ヒドい感じでしたもんねー

・ とにかく、人間の描き方が今までにない程厳しく、その上そんなに重要ではないキャラを無駄に沢山登場させることで興味や同情も失わせるという、ベイ師匠は最近何かいやなことでもあったのかと心配になるような内容だった『トランスフォーマー』最新作。 聞くところによると次回からは監督を降りるとのことですので、どうかゆっくりと別の作品に打ち込んでいただきたいものですね。 っていうかやっぱ何かいやなことでもあったんじゃないのか師匠。




関連感想
『トランスフォーマー』(第1作目)
『トランスフォーマー/リベンジ』(第2作目)
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(第3作目)






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『GODZILLA ゴジラ』

2014年09月02日
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「ツナ食ってる場合じゃねえ!!」

あらすじ・・・
生意気な後輩が場所柄もわきまえず乳繰り合っていたので、怒ったゴジラ先輩がヤキを入れに来ます。



【ゆるふわ博士 ケン・ワタナベの名言9選+α】


■ 「なんだろね・・・」
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ケン・ワタナベの今回の役どころは、各国の精鋭科学者たちにより組織された特別研究機関・モナークに籍を置く生物科学のエキスパート芹沢博士。 
そんなケン・ワタナベが、ある日、フィリピンの採掘現場から急きょ呼び出されます。
地下深くぽっかりと開いた巨大な穴。 その奥に横たわる超でっかい骨。
骨のそばには卵が産み付けられたような痕が・・・。
そこで、現場責任者に「博士、あれは一体?」と聞かれた際、ケン・ワタナベが無い知恵を絞って発した一言がこちら。
「なんだろね・・・」

ここから始まるすべての事柄においてやることなすこと後手後手に回ってしまう、ケン・ワタナベ伝説の幕開けである。


■ 「15年前のデータがあったの?・・・マジで・・?」
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ケン・ワタナベがフィリピンでぼんやりしていた頃、日本のとある土地にあるジャンジラ原子力発電所では、とんでもない悲劇が起きようとしていました。
フィリピンの採掘現場で目を覚ました「何か」が、大好物である放射線を食べに、ジャンジラ発電所へと向かっていたのです。
でっかい体を移動させる為揺れる大地。 否応なく引き起こされる地震。
震度に耐えきれなくなった原発は大崩壊し、そこで働いていたアメリカ人科学者のブロディさんは、同じく技術者として働いていた妻を目の前で喪ってしまったのでした。
それ以降ブロディさんは、事故の原因はただの地震ではないという確信のもと、日本に残り被災地周辺の調査を始めます。
その間ケン・ワタナベは何をしていたのかというと、実は、「何か」を追ってジャンジラ発電所跡地へたどりついておりまして。
「何か」はモナークにより「ムートー」と名付けられ、その成長を温かく見守られることに。

で、15年の歳月が過ぎ、活発化するムートーの活動になすすべなく困惑していたケン・ワナタベの前に、渡りに船とばかりに現れたのは、他ならぬブロディさん。 その手にあったのは15年前にブロディさんがつけていた電磁波のデータ。
まさか誰も記録なんてしていなかっただろうと、探す前から諦めていた貴重なデータを見たケン・ワナタベが思わず発した一言がこちら。
「15年前のデータがあったの?・・・マジで・・?」

探せよ! いや、探しとけよ!(当時原発に関わっていた研究員への聞き取り調査ぐらいしとこうよ、ケン!)


■ 「電源を・・ すべての電源を切ってください・・・」
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ブロディさんのデータと現在起こっている地震のデータを見比べても、「あ、波形が一緒だ・・」ぐらいしか思いつかないケン・ワタナベ。
迷走が続く中、いよいよ陣痛怪奇音を発する間隔が狭まってきたムートーさんを見て一言。
「電源を・・ すべての電源を切ってください・・・」

まあな! よくわからん時は一回電気を切るのもアリだわな! リセットボタンを押すとかコンセント引っこ抜くとか、そういうやつな!


■ 「そういうアレも出来たんだ・・・」
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電源を切ったことで、ムートーの生体反応は消え、発電所跡地に静寂が訪れます。
ホッと胸をなでおろすも、一抹の寂しさを覚えるケン・ワタナベ。 ま、彼が育ててきたようなものですもんね。
その時、突如息を吹き返したムートーさんが、気合の一撃(電磁波パルス)を放つ!
一斉にダウンする電気系統。 制御不可能な状態に陥るモナークの面々。 そんな混乱の渦中で最高責任者ケン・ワタナベが満を持して放つ一言がこちら。
「そういうアレも出来たんだ・・・」

あ・・そっか・・ 攻撃能力があることは想定外だったのか・・ じゃあしょうがないか・・・ しょうがな・・しょうがなくねえよ!おい、ケン!


■ 「ゴジラは、何億年も前から生態系の頂点に君臨してきたバランサーだったのだよ!」
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と、ここまでイイトコ無しだったケン・ワタナベですが、ついにその生物博士としてのポテンシャルが解き放たれることに。
発電所跡地を全壊させ、多くの死傷者を出しながらどこかへ飛んで行ったムートー。
その死傷者の中には、執念で事故を調べてきたブロディさんの姿も含まれていました。
15年前、母を喪ったショックと怪電波を放出する父のせいで、つらい幼少期を送ってきたブロディさんの息子・フォードさんは、父を信じてあげられなかったことを激しく悔います。
しかし、いつまでもクヨクヨしているわけにもいきません。 とにかく今は、逃げおおせたムートーを探さなければ・・。
というか、そもそもムートーってなんなのさ?

と、なにがなんだかさっぱり状態なフォードさんを前に、いちから説明を始めるケン・ワタナベが長年の研究から培った知識をベースに自信を持ってお送りする持論がこちら。
「何億年も前から生態系の頂点に君臨してきたバランサーだったのだよ!」

・・うん、で?

うん、うん、わかるよ、わかるけどさ、ちがうでしょ、今ゴジラの話じゃなかったでしょ? フォードさんが知りたいのはムートーの話でしょ?
百歩譲って、ムートーさんと縁の深いゴジラの説明からするとしても、「大昔から地球の生態系を調節してきたバランサーだった」ゴジラがうっかり起きちゃったとか、おっかないから水爆実験と称してゴジラを核攻撃してたとか、ぜんぜん辻褄あってないけど、大丈夫?
バランサーだったんなら、無理に攻撃なんかしなくてもよかったんじゃないの?  あ、そうか、その当時はケン・ワタナベは関わってなかったのか、じゃあいいや。それはいいや。 それはいいんだけど、そもそもバランサーだったって証拠はあるの?誰が断定したの? ゴジラがそこ(地球上の生態系バランス)まで考えて捕食してたって保障はあるの? ちょっとこれ言いにくいんだけど、もしかしてだけどさ、それぜんぶケンの想像なんじゃねえの? おい!大丈夫かモナーク!

いや、大丈夫に決まってる。
ケン・ワタナベの溢れんばかりの専門知識があれば、ゴジラやバランサーといった話を踏まえた上、この先どう動けばいいか、切れ味鋭いシャープな提案をしてくれるはず。
で、で、どうすればいいの?
おせーて! ケンさん!


■ 「というわけで、お父上が生前何か仰っていなかったか、どんな情報でもいいからおしえてつかあさい・・・」
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フォードさんに 聞 く の か よ ! !


■ 「よい席はお早めに・・・!」
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父親の話を話半分で聞いていた割には、しっかりと記憶してくれていたフォードさんのおかげで、ムートーは逃走前、別の「何か」と対話していたことが判明します。
その正体はいまだ不明なものの、とりあえずお腹を空かせたムートーさんが狙うのは放射性物質を沢山含んでいる場所であろう、ということで、おおまかな逃走経路を割り出すアメリカ海軍。
そう、この時点ですでに、事態はモニークの手には負えないレベルに達していた為、海軍がその指揮をとることとなっていたのです。 日本政府とか自衛隊とか全く出てきませんけど、そこはほら、トモダチ作戦ってことでヨロシク!

ムートーの進行先がハワイであると計算した海軍は、一路航路を北東へ。
そして、予想通りホノルルが火の海に包まれた時、ハワイ沖に停泊する空母が生物反応をキャッチし、ついにアレが目覚めたことを示します。 
アレは何? アレはアレ!と、てんやわんやの大騒ぎとなっている空母内で、ケン・ワタナベが目を輝かせつつ呟いた一言がこちら。
「よい席はお早めに・・・!」

ムートーが元気いっぱいになった以上、バランサーもジッとしちゃおらんだろう・・・ ということで、何を隠そう完全ゴジラ待ち状態だったケン・ワタナベ。
伝説の生き物を前に、はやる気持ちが抑えられないのはわからんでもありませんが、あからさまに興奮しすぎだろ。
襲来に備えて奔走する兵士たちを押しのけて、すかさず空母甲板の最前列をゲット! 
せめて相棒の女性生物学者さんの席もおさえてあげてください! リメンバー・レディファースト!


■ 「1945年、8月6日の、午前8時15分です・・」
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ハワイを経由して、アメリカ本土に上陸を果たしてしまったムートーとゴジラ。 しかもムートーはいつのまにかつがいになっていました。
これ以上の被害を出すわけにはいかないアメリカ海軍提督は、いつものアレ(核弾頭)をエサに、ムートー・カップル&ゴジラ共々海上へおびき出し、一気に爆破で吹き飛ばしてしまおうという作戦を立てるのですが、それを聞いたケン・ワタナベは、古びた懐中時計を重々しく差し出します。
「時計の針が止まっているじゃないか」と聞く提督。 そこでケン・ワタナベが一言。
「1945年、8月6日の、午前8時15分・・  父の形見です」

ここはグっときました! もうなんだったら、今作の中で一番よかった! 
日本人だから言える、父を原爆で喪った芹沢博士だから言える、この一言。
「いいのか?」と。 「一にも二にも核爆弾。 なんかっつったらヌークリアウェポン。 おまえらハリウッドは、ホントにそれでいいのか?」という深い問い。(ハリウッドの作品なんだから自問自答か)

まぁ、結局使われちゃうんですけどね!(しかも倒すべき怪獣がいなくなった後で爆発だけしちゃう)


■ 「Let Them Fight!」
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核弾頭誘導作戦が見事に頓挫し、万策尽きて珍しく弱気になった提督から、「ホントにゴジラの方が強いの・・?」と聞かれたケン・ワタナベの一言がこちら。

「人間の“傲慢さ”が、自然をコントロールできるものと思い込ませてきた・・ でも、そうじゃなかった・・・ もう・・ね・・・ ほかに方法もないし・・・ しょうがないと思いますよ・・・  それでは殺っていただきましょう、ゴジラさんおねがいします!

前半はかっこいいこと言ってるけど、要するにゴジラに丸投げ宣言キター!!


■ 「(ゴジラ・・・なんで死んでしもたん・・・)」
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で、実際に殺りあってもらった結果、ムートーとゴジラが相討ちになってしまって、ショック状態になった時の心の一言がこちら。

その時、ケン・ワタナベの胸に去来していたのは、「ゴジラごめんね」という悔悟の念か、はたまた「やっぱ2対1じゃ分が悪かったか~」という勝負師としての感情か。
なんだかもう、どっちでもいい気がしてきました。


■ 「(もう帰っちゃうの・・・?)」
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実はちょっと疲れて寝ていただけだったゴジラ。 さすがは生態系のプロ!(←ちょっと違う)
闘う相手もいませんし、街を荒らすことなく静かに海へを帰ってゆくのですが、そんなゴジラの背中を見つめつつケン・ワタナベが抱いたであろう思いがこちら。

おいおいおい! なんて目してんだよ! 
大好きだった人と離れ離れになる時みたいな目してんじゃないよ!まったく!
恋愛か! それは恋愛感情なのか!! 大丈夫だよ、聞くところによると早くも次回作決まったみたいだし! ケン・ワタナベは有名人だから、次もお声がかかるだろうし!そしたらまた、ゆるふわ博士としてビックリしたり困った顔したりしてればいいじゃない! GODZILLAをガッジーラじゃなくゴジラって呼べばいいじゃない!
っていうか そ れ で い い の か ケ ン ・ ワ タ ナ ベ ! 




- 追記 -

・ 日本の原子力発電所なのに、指揮をとってるのがアメリカ人で技術班のリーダーもアメリカ人。事故が起きたのち管理するのは海外の組織で、そこが再び破壊されたのち指揮下におくのはアメリカ海軍。 どういうことなんだってばよ!

・ いろいろと、しくみがわからない。

・ シャッター一枚でふせげるメルトダウンが、ここにあります。

・ 原発全機崩壊してたけど、シャッター下してたからおとうさんは無事でした!

・ 避難区域に入り込んで逮捕されるブロディさん。 普通に警察署から出てきます。 どういうしくみなんだよ!

・ 再び避難区域に入り込んで捕まっちゃうブロディさんとフォードさん。 ただし今度はモナークの研究所に連行されます。 だから、どういうしくみなんだよ!

・ 15年前ムートーは、放射線の匂い(?)に釣られて日本に来ちゃったそうなのですが、他の国にも原発あるよ! ていうか、ロシアとかアメリカとか行けば、核兵器わんさか持ってるよ! そっちの方が食べやすそうだよ!

・ ムートーが放射線を食べるしくみがわからない。 ボンベみたいなのを噛んだり丸飲みしたりしてたのはまだわかる気がするけど、空気中の放射線どうやって食べたの? 吸ったの? ダイソン並に吸うの?

・ ボカーン(壊れる) → チュンチュン(朝片付けする) → ボカーン(壊れる) → チュンチュン(朝片づける) の繰り返しすぎじゃね? なんで日中動かないの? 夜行性なの?昼間は寝てるの?  じゃあ昼間に攻撃すればいいじゃない!

・ 「ムートーってさ、放射線好きじゃない?だから列車で海岸近くまで核弾頭運ぼうぜ!」から、裸同然の列車がムートーに襲われるまでのくだりは、あたまおかしすぎて超おもしろかったです。

・ で、結局ヘリで輸送するという。 だったら最初から空輸し(ry

・ なんとか船には乗せたものの、バサーっとやってきたムートーが核弾頭くわえてすたこらさっさと逃げていきました。 さあ、どうしましょうか。 ではこうしましょう。 ムートーの電磁波パルスが効かないぐらいの上空まで飛行機で行って、そこからパラシュート部隊で現地入りして、核弾頭を解除しましょう。そうしましょう。

・ 「先生!解除できなかった場合はどうすれば?」

・ 「みんなで海岸線まで持っていって、沖合で爆破しましょう。」

・ (あ、 ・・・人力で運ぶんだ・・・)

・ 「ワン!ツー!スリー! 飛べー!イエー!!」 というシーンですが、あたまおかしすぎて超おもしろかったです。

・ Q「モナークはどうしてムートーを早めに処分しておかなかったの?」 A「放射線をいっぱい食べてるから、下手に殺したらブワーっつって放射線が飛散しちゃうかなーと思ったし、それになんとなく、成長したらどうなるのかなって思って・・ だもんで見守ってました」 ←危険生物に対する視線が温かすぎるだろ。 ムツゴロウさんか。

・ そんなムートーですが、見た目がカマドウマみたいでなかなかキツかったです。

・ ムートーが生殖相手をいたわるような仕草を見せたり、キスし合ったり、草原の上で「あははうふふこぉらまてまてー」とじゃれ合うシーンがある為、「ゴジラひどい!」「ゴジラの嫉妬醜すぎてキモい!」なんて声も聞こえてきましたが、知らない間に害虫が家のタンスの裏とかに卵を産み付けていたらと思うとイヤすぎて泣きそうなので、ゴジラ先輩がんばって!

・ ていうかカマドウマじゃん。 カマドウマと鈴虫足して二で割ったみたいじゃん。 勘弁してくださいよ・・・

・ バランサーとかなんとか言われていましたが、ゴジラ先輩にはそんな大層な気持ちなんて無かったんじゃないかと思いました。 だって「名前にGODが・・」って、それ人間がつけた名前じゃんか。 勝手に神様扱いして、勝手に行動を「自分たち寄りだ」と解釈して、そのうち痛い目に遭うんじゃないスかねぇ。

・ ゴジラ先輩はただ単に、自分より強いやつが許せない「若い芽は早めに摘み取る主義」ってだけなんじゃないでしょうか。  ムートーが本格活動を始めてからわずか数時間で「おまえらなにやっとんじゃーい!」とナックルパンチをお見舞いしに駆けつけるゴジラ先輩にシビれました。

・ ストイックなゴジラ先輩が、地球のどこかでムートー同士の会話にこっそり聞き耳を立てていたのかと思うと胸が熱くなりますね。

・ 「怪獣同士、出るとこ出てハッキリさせようや」というゴジラ先輩に非はない。 むしろ、「こんな所に巣作りやがってー!」とガソリン撒いて火を放つフォードさんの方がマジ鬼畜だと思いました。

・ とにかく、尻尾でカマドウマをどつき倒すゴジラ先輩の姿や、マウス・トゥ・マウスで吐しゃ物を流し込むゴジラ先輩のえげつなさに心打たれました。 ホントにかっこよかったです!  また次もがんばってください! ね、せんぱい!






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