■ 映画について
■『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』


★★★★
所詮は赤の他人。
昔見たドラマで、夫に「お母さん」と呼ばれていた妻が「あたしはあなたのお母さんじゃないわ!」とキレるシーンがあった。
未だに不可思議なシーンなのだけれど、今現在でも「○○ちゃんのお母さん」「○○さんの奥さん」という呼び名でしか評されない自分に鬱々としている女性というのは、どれくらい存在しているものなのだろうか。
意外と多いものなのだろうか。
思うに、そういう人たちは、「奥さん」「お母さん」という固有名詞に、どこか負のイメージを感じているのではなかろうか、と。
結婚するまでは、「わたし」は一人の私であり、物事を決めるもの自分自身、責任を負うのも自分自身、全て自分の自由な意思において生きてゆけたハズだ。
しかし、結婚して夫の姓に入り、子供が出来た時点で、自分だけの自由は消滅する。
「男だって同じだ。」と言われるかもしれないけれど、子を持つ女性と子を持つ男性の間には見えない壁が存在する。 これは絶対にそう。
女性というのは、「子供の最終管理責任者はおかあちゃん」という暗黙の了解に縛られ続ける運命なのだ。
だから、ちょっと夜に出かけようと思っても「子供の事頼んですみません」「母なのに出かけてすみません」みたいな申し訳なさが常に纏わりついてしまう。
ヘタしたら「この前出かけただろ」とか「子供の事はどうするんだよ」とか言われる始末。
その点男性は、電話一本で夜の街へ消えてゆく事が可能だ。 そこに申し訳なさは無い。
という風に、「奥さん」や「お母さん」には
“自分の人生を自由に出来ない息苦しさ”
や、酷い時には
“子供や旦那のせいで我慢ばかりしないといけない可哀想なあたし”
という説明書きがついて回ってしまっているのではなかろうか。
ゆえに「奥さん」「お母さん」は真の自分の姿ではない。 本当の自分の人生は、こんなはずではない。 という負の感情が生まれてしまう。
しかし、アガサは思うのだけれど、そここそが一番の間違いじゃないのか。
実際の話、結婚して、子供もいる女性だったら「奥さん」であり「お母さん」だろうに、そこの何が不服だというのか。
うちも学校なり幼稚園なりのお母さん知り合いやちびっこ仲間には「○○ちゃんのお母さん」と呼ばれている。
そして、何の違和感も感じない。
だってお母さんだもん。
同じように、世帯主さまの会社の関係者の方に「○○さんの奥さん」と呼ばれても「そうです!ワタスが○○さんのおくさんです!」と威勢良く答えるだろう。
だって嫁だもん。
確かに結婚して、自分だけの希望では叶わない事柄は増えた。
子供が生まれたら、自由も激減した。
だけど、それは覚悟の上の変化であり、そういう「しがらみ」というか「規制」がイヤなのだったら、結婚しなければいいだけの話なのでは?
自分の時間、自分のお金、自分の選択を優先したいのなら、子供は持つべきじゃない。
もし子供を作るのなら、それ相応の覚悟が必要だし、「そんなの生まれてみないとわからな〜い」みたいなユルい事を言ってる親が多いから、育児放棄したり、家庭を顧みなくなったり、あまつさえ「あんたがデキたからこんな事になったのよ」なんて事を言い出すバカが出てくる事になるのだ。
結婚にしても親になるという事にしても、そんな甘いものじゃない。
最近は覚悟がない人が多すぎるのではないか。
覚悟の上で母になり、妻になった人ならば、思い通りにならない生活にいちいち不平を並べ立てたり、ストレスの責任を家族に擦り付けたりといった、いかにも往生際の悪そうな事はしないと思う。
負のイメージを感じる事無く、自信を持って「お母さん」なり「奥さん」を名乗れるような気がする。
だって、それらの称号を部ひっくるめての「わたし」なのだから。
で、覚悟覚悟と言ったけれど、その覚悟を自分ひとりで貫き通すのは、それは無理なお話だと思う。
結婚相手と共に、色んな問題を解決したり、ぶつかったり、手に負えない事は相談したりしながら、やっと貫き通せるモノだと思う。
分かり合えない事もあるだろう。
裏切られる事もあるだろう。
でも、結婚というのは、そういうものだ。 夢の世界とはかけ離れた、とてもシビアな関係なのだ。
だからこそ覚悟が必要だし、それを共に乗り越えようと歩み寄ってくれるパートナーが必要なのである。
なのである。 って。
誰やねんおまえ。
映画とは関係ないような、ウザい持論の展開から始めてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。
アガサです。
なんと驚くべき事に、ここまでが前フリです。
・・・あっ・・待って・・・ 帰らないで・・・ヽ(´Д`;)ノアゥ
とりあえずあらすじ・・・
そこそこの収入もあり、郊外のいい家に住み、子供にも恵まれ、傍目から見たら何の問題も無い幸せな生活を送っているかのようなフランクとエイプリル。
しかし、それぞれの心の中には、常に人生に対する不満の影が巣食い、説明しがたい焦燥感に苛まれていました。
ある日、エイプリルは今の生活を捨て、パリで人生をやりなおす事を提案。
最初は“夢物語”とばかりに一笑していたフランクでしたが、エイプリルの熱心な説得もあり、ついに会社に辞表を叩きつける事を決意するのですが、ちょうどその頃、やっつけで提出したレポートのお陰で昇進のチャンスを得、おまけにエイプリルの妊娠も明らかになり・・・。
どんなに情熱的な恋愛をしていても、その末の結婚だったとしても、ダメになる時はダメになる。というお話。(←乱暴すぎるまとめ)
この作品には、「結婚生活」というものの暗部が全て詰まっているのではないかと思います。
主演の2人(ディカプリオ&ウィンスレット)が同じく恋愛バトルを繰り広げた、世紀の大人災映画『タイタニック』からは想像もつかない程、夢も希望もないハードな現実を突きつけられること請け合いです。
結婚をし、子供を授かっても、「本当の自分」という呪縛から逃れられなかったエイプリル。
変わり映えの無い日常から抜け出す為に、市民劇団に参加し、その看板女優として第2の人生を歩もうとしたものの、結果は惨敗。
そしてズタズタになった自尊心を癒し、再スタートを切る為に、家族総出でパリに移住する事に全てを賭けようとするも、今度は妊娠が発覚。
新しい自分の人生をはじめようとする度に出鼻をくじかれ、ヤケクソになったエイプリル。
不倫してみても、勿論その心の穴は埋まる事などなく、肝心の夫は全く自分を理解してくれようとせず、完全に行き詰ってしまったエイプリルは、あまりに浅はかな決断をしてしまい、その代償はあまりに重かった。
全ての希望を失ってしまったエイプリルが、空虚な表情で自分たちの「幸せの象徴」であったはずの家を眺めるシーンの圧倒的な絶望感。
ケイト・ウィンスレットの演技力のすさまじさに、しばし体が震えてしまった程です。
演技でこういう表情が出来るなんて・・・ メガフォンを執っていた夫のサム・メンデスは、複雑じゃなかったのでしょうかねぇ・・。
私が夫だったら家に帰って家族会議ですよ。
「おまえ、正直に話しておくれ・・何が不満なんだい?」って。
泣きますよ。
嫁の前で男泣きですよ。
エイプリルの人生に対する希望を完璧に打ち砕き、夫への信頼を完全に失わせてしまったのは、あの市民劇団での屈辱的な一夜だったのではないでしょうか。
誰の目にも明らかだった、学芸会レベルの酷いステージ。
なにより自分自身が一番それをわかったいた。
だからこそ、夫には触れずにいて欲しかった。
しかし夫がエイプリルに掛けたのは、
「大成功とはいえないなww」
の一言。
誰でも何かに責任をなすりつけたい。
人生には、自分ひとりで背負うには重過ぎる責任が多いからだ。
でも度合いと言うものがある。
言ってはならない一言。
踏み越えてはいけない一線。
世の中には聞かないほうが幸せな事実というものが、確かに存在しているのだ。
それが夫婦同士ならなおのこと。
一から百まで正直に打ち明ければいいと、きれいに割り切れる事ばかりではないのだ。
エイプリルの女優としてのキャリアが潰れたのは、夫のせいではありません。
自分の力量が足りなかった、ただそれだけ。
でも、夫の配慮の足りない一言で、エイプリルはその怒りの矛先を夫に定めてしまう。
もっと夫が、エイプリルの自尊心を重んじてくれれば。
もっとエイプリルが、夫のストレスを感じ取ってやれば。
お互いに歩み寄ろうという姿勢が、ほんのちょっと足りなかった、また、微妙にズレていたせいで、修復できないほどの傷を負ってしまったこの夫婦は、哀れとしか言いようが無いですね。
ま、一番可哀想なのは、そんな夫婦に振り回された子供たちだと思いますが。
多少の差はあれ、どこの家庭に於いても起こり得る「夫婦」と言う赤の他人同士の軋轢が描かれている本作は、既婚、未婚関係なく、心の痛いトコロに突き刺さる良作で、だからこそ多くの人に是非とも観て頂きたいと思います。
そして、「結婚する」「親になる」という事に対する覚悟を、胸のどこかに刻んでおくべきなのではないかと。
本編のラスト、下世話で小うるさい妻の戯言からそっとフェイドアウトするご主人(推定70歳)の姿は、そういう覚悟のゴール地点を表していたようで、もしこれが「夫婦」の行き着く場所なのだとしたらそれはちょっと寂しい気がしてしまったものの、やはり取捨選択というか、長く上手くやってゆく為にはこういう方法もありなのかなぁ・・と。 なんだか妙に納得してしまったアガサなのでした。
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■7歳児と5歳児が選ぶベスト&ワースト映画 (アガサ編) 

■ 6歳児が選ぶベスト&ワースト映画 俺の邪悪なメモさま
■ 6歳児が選ぶベスト&ワースト映画(Kawasaki編) THE KAWASAKI CHAINSAW MASSACREさま
と、言うことで、面白そうな記事を拝見したので早速アガサも周辺調査開始。
まずは7歳児編。
7歳児が選ぶ映画ベスト5
第1位 『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ』
7歳児のコメント 「ギザミミが出てるから(´∀`)」
アガサのコメント 「正直、アルセウス部分には興味がないそうです」
第2位 『崖の上のポニョ』
7歳児のコメント 「ラーメンがおいしそうだったから」
アガサのコメント 「宮崎作品における食べ物のおいしそう度は異常」
第3位 『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』
7歳児のコメント 「ジャイアンが 思いっきりあそぶぞー! って言うところ」
アガサのコメント 「あれ? でもきみジャイアンは乱暴だから嫌いなんじゃなかったっけ?」
7歳児のコメント 「えいがだといい人だからすきなの!」
確かにそこはお約束。
第4位 『パンダコパンダ』
7歳児のコメント 「カレーがおいしそうだったから」
アガサのコメント 「それだけ?!」
第5位 『映画Yes!プリキュア5GoGo!お菓子の国のハッピーバースディ♪』
7歳児のコメント 「おかしの国がおいしそうだったから」
うん・・・、 もしかしてお腹すいた? (※リサーチはちょうどお昼ご飯の前頃行われました)
では続いて5歳児編。
5歳児が選ぶ映画ベスト5
第1位 『ウォーリー』
5歳児のコメント 「いままででいちばんなけたから。 うごかなくなったウォーリーをイヴがはこぶところがなけた」
アガサ 「今までで、 って・・・(´Д`)」
しかし意外にも、きちんとストーリーを把握していた5歳児(鑑賞当時は4歳)にびっくり。
負けるな7歳児!
第2位 『崖の上のポニョ』
5歳児のコメント 「そうすけとポニョがボートでみずのうえをたんけんするところがおもしろかった」
アガサ 「お母さんは、その水の下で古代生物が蠢いていたトコロが面白かったです」
第3位 『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』
5歳児のコメント 「のびたがヒーローになるところがかっこよかった」
アガサのコメント 「早くもメガネ男子萌えですね。 わかります」
第4位 『ハウルの動く城』
5歳児のコメント 「おばあさんがおおそうじをするときに、「どいてどいて〜」 っていうところがおもしろかった」
アガサのコメント 「キムタク部分に関してはノーコメントだそうです」
第5位 『となりのトトロ』
5歳児のコメント 「おばあさんのおしりにドシーンってなるところと、キュウリをたべるところがよかった」
アガサのコメント 「うん・・・ もしかしてきみ、おばあさんフェチなの?」
ちなみに5歳児はメイちゃんにクリソツです。 (ガチで)
ではおまけでワースト。
7歳児が選ぶ映画ワースト
『カーズ』
7歳児のコメント 「さいごのへんでかなしくなるから」
アガサのコメント 「その悲しみがあるから、最後のハッピーエンドが盛りあがるんじゃん! ていうか、観に行った頃はドンはまりしてお弁当箱とか靴とか欲しがってたじゃん!Σ(Д`|||)」
子供の心と山の天気にはご用心。
5歳児が選ぶ映画ワースト
『魔法にかけられて』
5歳児のコメント 「まじょのおばあさんがいじわるだったからキライ」
アガサのコメント 「ああ・・・、おばあさんならなんでもオッケーな訳じゃないんだ・・」
ちなみに7歳児の番外編としては 『ウォレスとグルミット、危機一髪』 。
「せっけんでこけるとこ」 が面白いそうです。 なんだその感想。
私は『ペンギンに気をつけろ』の方が好きなんですけどねぇ。
そして、5歳児の番外編は 『パンダコパンダ』 。
「ルパンとオバQがでてくるところ」 が面白かったそうですが、それって本編とは関係なくね?
ちなみに私はサーカスの団員役で出てきた山田康雄さんが、パンダを見て驚くシーンで
「ル・・ルパーン・・ダ・・!」
と叫ぶシーンが大好きです。 あ、これも本編とは関係なかった。
子供と言うのは、好きになる理由もキライになる理由も実に単純明快で、その素直な感性を是非なくさずに育って頂きたいものだなぁ・・と思いました。
あと、アガサは「ゾンビアロハ着て授業参観」も「ゾンビTシャツ」もありませんが、レンタル店内でちびっことはぐれると、必ずゾンビ棚の前で発見されます。
ここに来れば必ず会える、と認識されているようです。
いつか大きくなった彼らと、一緒に物色出来る日がくればいいなぁ。 (「ダメ! 絶対!」←世帯主さまの弁)
※本記事に登場した作品の感想※
『崖の上のポニョ』 『映画Yes!プリキュア5GoGo!お菓子の国のハッピーバースディ♪』 『ウォーリー』 『ハウルの動く城』 『カーズ』 『魔法にかけられて』
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■『ウォッチメン』


本年度・本編終了後離席率ナンバー1映画。 (アガサ調べ)
以前にも書きましたが、劇場で映画を鑑賞する際一番イライラするのは、本編が終わった瞬間先を争うように席を立つお客さんの存在だと思っています。アガサです。
で、今回 『ウォッチメン』 を観に行ったのですが、今までに無い勢いで席を立つ人続出。
中には信じられない事に、まだ本編そのものが終わっていない時点にも関わらず、退場する人まで。(※一応山場とおぼしきシーンは終わっていましたが)
一体なぜ、この様な事態が発生したのか?
・ 平成生まれのぼくたちなので、「ソ連」と言われてもピンと来なかった
・ 思った以上にストーリーが暗かった
・ キャラクターの名前が覚えきれなかった(旧ヒーローを含めると総勢13名)
・ ニクソンって人の鼻が、必要以上に垂れていて不快だった
・ 青い全裸の人が例のアレをブラブラさせながら出てくる為、目のやり場に困った
・ 原子がどうとか分子がどうとか言う内容が理解できず、劣等感に苛まれた
・ 小腹が空いていた
・ トイレの限界度が生死レベルに達していた(上映時間2時間43分)
・ 思てたんとちゃう
アガサが予想するに、この様な現象が起きていたのではないかと。
という訳で、こういった事態を避ける為にも、 『ウォッチメン』 は
年齢22歳以上で根暗で記憶力の良い鼻フェチで3度の飯よりアレが好きな物理学マニア且つ小食の強靭な膀胱を持つ『ダークナイト』ファン
の方だけご鑑賞頂く方がいいと言う事になりますね。
つまり、童貞の諸君だけ観ても良し、と。
う そ で す 。
(童貞のみなさんどうもすみません)
てな訳であらすじです (※オチばれはしていません)・・・
ロールシャッハ記 1985年10月12日。
今朝路地裏で犬の轢死体を見つけた。 裂けた腹にはタイヤの跡がついていた。この街の通りはドブも同前だ。人の血が流れるドブだ。己の罪に浸かった売春婦や政治家どもは天を見上げて叫ぶだろう・・「助けてくれ!」と。そしたらオレは小声でこう答えるんだ。「イy・・え?
お前誰だよ? って?
やだなぁ! ウォッチメンの切り込み隊長ことロールシャッハですよ!白黒マスクでお馴染みのロールシャッハ!!
「ああ、万年着たきりコートが臭ってきそうなあのロールシャッハね」ってあっはっは!お客さんキツいなぁ!!
思えばニクソンのアホが“キーン条例”でヒーローの活動を禁止してからはや幾年月。
事業家になったり、引きこもりになったり、精神病院に入れられたり、元ヒーローたちは多種多様な道を歩み始めましたけど、ぼくは違いました。
あのねぇ、悪いヤツは、誰かが何とかしてやらないとダメなんですよ。
警察なんかアテになりませんて。
鬼畜の所業には死を。 コレぼくの持論です。
まぁ、その持論のせいで、あっちこっちに敵を作っちゃいましたけどね!
で、ある日そんな孤独な自警活動の最中、道端で見つけた血塗られたスマイルバッチ。
気になったので、そのバッチの出所を探ってみたら、なんと元ウォッチメンのメンバーで今は政府の特命係長をやっている“コメディアン”の殺害現場に辿り着いたぼく。
明らかな殺意が漂う現場で、ぼくはこれがただの殺人事件ではないと確信しました。
これは間違いなく、元ウォッチメンであるぼくらを狙った“ヒーロー狩り”だと。
と言う訳で、まずはウォッチメン時代にパートナーだった“2代目ナイトオウル”ことダンのトコロへ向かったのですが、もうねぇ、ダメですねコイツ。
なんかもう、空気がダメ。
澱んでるって言うんでしょうか・・・ ガツガツした感じが皆無?みたいな。
ぼくの忠告も「んなアホな」の一笑で終了ですよ。
やる気失せるわぁ。
仕方ないので、次にぼくは、元メンバーで今は政府の研究所で無限エネルギーの開発に勤しんでいる“DR.マンハッタン”ことジョンと、その恋人の“2代目シルク・スペクター”ことローリーのトコロへ向かいました。
この“DR.マンハッタン”って男、実に恐ろしいパワーの持ち主で、元は優秀な物理学者だったんですけど、研究中に核実験に巻き込まれて原子レベルに分解されてしまったんですよね。
で、その後なんと意地と根性で体を再構成。
一回分解されたからか、尋常でない放射線を浴びたからか、自分の体の原子を自由自在にコントロール出来るようになったんです。
さらに、この世に存在する全ての原子も思いのままに操ることが出来るようになった“DR.マンハッタン”。
毛が無いトコロがマンハッタン。
青いよぼくらのマンハッタン。
なんかねぇ、ベトネム戦争に駆り出された時なんか、「ヌッ」って睨んだだけでベトコンどもを粉砕しちゃってたらしいですよ。
で、現地民ももう「神降臨 キタ━(゚∀゚)━!!」って。
あの戦争、1週間で終結させましたからねぇ、結局。
で、この2人に“ヒーロー狩り”について懇々と聞かせてやったんですけど、これまた暖簾に腕押しっていうか、ぬかに釘っていうか。
「悪いけど、帰ってもらえる?」とか言われて、有無を言わさず外に瞬間移動させられて。
えー? なにー? マンハッタンさんってそんな技も持ってたのー? みたいな。
無いわー。 マジへこむわー。
そんなこんなで、仕方なく一人で事件を捜査するぼく。
実はダンはぼくに内緒で、同じく元ウォッチメンで今は大事業家になっている“オジマンディアス”ことヴェイトのトコロに話をしに行ってたらしいんですけど、やっぱり「へー」って言われて終了だったみたいですね。
ていうか、気にしてんじゃん、ダンってば。
そうそう、ダンと言えば、例の青いダイナマイトバディこと“DR.マンハッタン”の恋人・ローリーと同居を始めたらしいですよ。
なんかローリーね、ぼくが訪ねていった後、なんやかんやでマンハッタンさんと揉めたとかで、
「あなたには人間性が無い」
とか
「妙に青い」
とか
「私だけを見て」
とか、典型的なダメ女っぷりを発揮して、家を飛び出したんですって。
一言いいですか?
ローリーUZEEE━━━(´Д`#)━━━EEEE!!
しかも、ぼくが一生懸命捜査してた間に、ダンと急接近してたみたいなんですよ?
こっちは捜査の最中に誰かの罠に嵌められて、刑務所に入れられたってのに、こいつら堂々とコスプレしてパトロールしてたって言うじゃないですか。
“キーン条例”が出た時、あんだけビビってたクセに。
ぼくが一人、自警活動に精を出してたを見て「ロールシャッハ必死ww超笑えるww」とか言ってたクセに。
もうねぇ、泣きますよ。
いい加減泣きますよ。 大人げない大人の号泣ですよ。
まぁ、なんだかんだ言って、その後刑務所にぼくを助け出しに来てくれたんで、こいつらも多少は見所あるな、と思いましたけどね。
さて、ぼくらが捜査に行き詰ったり、友情を再生したりしていた間に、世界の状況は刻々と変化していました。
ニクソンのアホが、“DR.マンハッタン”の威光を笠に着て強硬外交を行ったせいで、ソ連とキューバの関係は親密さを増し、対アメリカの姿勢は日々強まるばかり。
ソ連は核兵器を最前線へと配置し、もはや世界終末の日は目前まで迫っていると言っても過言ではない状態。
ところが、こんな時こそ“DR.マンハッタン”の出番・・と誰もが思っていた矢先、当の本人は傷心の旅に出てしまったんですよ。
だってね、アホなマスコミどもが、マンハッタンさんの元カノとか元同僚とかが癌に蝕まれているのをスッパ抜いて、こともあろうにその原因がマンハッタンさんに在るって詰め寄りやがったんですもの。
そりゃあねぇ! マンハッタンさんもへこみますよね!
いくら人智を超えた存在だって言っても、まだ中には人間性の欠片が残っているんですから。
「わしか? わしの青さが悪いんか?」って泣きますよ。
違いがわかる男の号泣ですよ。
と言う訳で、世界が破滅の危機に瀕しているというのに、頼みの綱のマンハッタンさんは火星で引きこもり生活に突入。
そんなマンハッタンさんを説得する為に、ローリーが火星に出張。
あそこって酸素が薄いらしいですけど、まぁマンハッタンさんが何とかするんでしょ。
ぼくはダンと一緒に“ヒーロー狩り”の犯人捜しを続行。
すると、ある一つの手がかりに辿り着いたんですけど、この手がかりが指し示していたのはなんと信じられない事に、ぼくらの仲間だった“オジマンディアス”その人!
マジですか?
まさかとは思いますけど、そのまさかですか?
灯台デモクラシーってやつですか?
キツいわー。 ここに来て内輪揉めはキツいわー。
しかもアイツ、何気にぼくらの中で一番腕っ節が強いんですよ。
その上頭もいいし。
ただね、ここだけの話、アイツってエジプトヲタクなんですよね。
もうねぇ、「理想のタイプはネフェルタリ!ヒッタイト正直ウザい!」とか、しょっちゅう言ってたんですよ。 誰だよネフェルタリて!知らねぇよって!
ええと、それでですね、その“エジプトヲタク”が何らかの計画を秘密裏に進めていたらしくて、“コメディアン”はそれに気づいた為に殺されたみたいなんですよ。
なるほど納得ですよね。
そりゃエジプト君には勝てないわ。
しかし、ここまで知ってしまったからには、ぼくらの力でなんとかエジプト君の計画を阻止しないと。
その為には、エジプト君の隠れ家に行かないと。
隠れ家にね。
隠れ家。
隠れ家、南極でやんの。
それは無いわー。 マジへこむわー。
よろしかったら
(※ここから完全ネタバレありです)
12の章から構成された濃密な原作コミックを、頑張りに頑張りぬいて2時間43分に纏めた本作は、たった一度の鑑賞で全て理解する事など不可能だと思います。
何故なら、壁に貼られたポスター、風に舞う新聞紙、通りを行き交う人々の隅々にまで、原作から忠実に移植された情報の数々が込められているとの事だから。
しかし、たった一度の鑑賞でも、大きなメッセージを感じ取る事は可能だと思います。
それは“正義”という言葉が持つ曖昧さ、複雑さ、際どさ。
“正義のヒーロー”と“悪人”の違いとは一体何なのでしょうか。
よかれと思ってやっている事は、自己満足でしかないのでしょうか。
「世界の平和の為に」と、一定の地域に犠牲を強いる行為は、“正義”なのでしょうか、それとも“悪”なのでしょうか。
ある人にとっては“正義”で、別のある人にとっては“悪”ならば、その行為はどちらだと言えばいいのか?
ただ、沢山の人が、死ななくてもよかったかもしれない人が死んでゆく。
不条理な悲しみで胸が張り裂けそうな想いをしている人がいる。
もしも、その「よかれと思った」行為の果てに一時の平和がもたらされたとしても、悲しみは癒える事などないし、死んだ人も帰ってこない。
ならば、その行為は“悪”なのではないか?
悲しみを生むような行為は“悪”と呼ぶべきなのではないか?
しかしまた、一時とは言え確かな平和がそこにあったなら、残された多くの人が喜び、安心して暮らせる世の中になったのなら、それは“正義”と呼んでもいいのかもしれない。
答えなんて出るもんか。
いくら考えたって、白黒なんてつけれる訳ない。
本作のラストで、エジプトヲタクこと“オジマンディアス”が行った事。
核戦争の危機に瀕している世界に、確実な平和をもたらす為に行った事は、全知全能の神(の様な)である“DR.マンハッタン”の力を利用して、アメリカの都市を一つ消し去ると言う鬼畜極まりない所業。
「アメリカ嫌い」「ソ連目障り」と小学生みたいな諍いを続ける馬鹿どもに、巨大な敵(マンハッタンさん)を用意する事で一致団結させる、まさに荒業中の荒業。
これを“正義”ととるか“悪”ととるか、裏事情を知ってしまったウォッチメンのメンバーは大いに心を悩まされます。
しかし、答えなど出ない。
灰色の部分に身を置く事を決意した“ナイトオウル”と“シルク・スペクター”は、平和になった世界でラブラブな生活を送り、白黒ハッキリつける事しか出来なかった“ロールシャッハ”は死を選び、世界の敵にされてしまった“DR.マンハッタン”は無理やりに作られた平和を尊重する為に地球を去り、全ての責任者である“オジマンディアス”は犠牲にしてしまった人々を悼み、罪の意識に苛まれながら生きる事を誓う。
後味の悪い平和ですが、それを作り上げた“オジマンディアス”が心底へこんでいるので、少しばかり救われた思いがします。
小手先ばかりの平和ですが、そんな平和でも無いよりはマシなんじゃね?と潔く罪を被る“DR.マンハッタン”はまさに神の領域に達したような気がします。て言うか、多分神様ってそういう感覚なのではないでしょうか。 「人間って色々考えつくよなぁ・・・でもまぁ、せいぜい頑張って!」って。
自分の信念を曲げる事より、死を選んだ“ロールシャッハ”が男前過ぎてたまりません。
同じく、人間と言う生き物の持つ野蛮さを悟っていた“コメディアン”も男前過ぎてかないません。
とにかく、方向はどうあれ、一本筋の通った生き方をしていたキャラたちが魅力的です。
彼らを好きにならない人とは、友達になれそうにありません。
そんな中で、一本筋どころか迷走を続けて、周りの深刻なムードとは裏腹にバカップルっぷりを見せ付けた“ナイトオウル”“シルク・スペクター”の2代目コンビは、実に役に立たない空気のような存在だったのでした。
どちらも現状に馴染めず、自分の存在が何なのかさえ判らず震えていた2人。
似たもの同士でカップル成立かと思いきや、何かが足りずに一線を越えられない。
何が足りないんだろう?
そうか! ぬるま湯のような生活には、刺激が足りなかったんだ!
という事で、ヒーロー時代のコスプレに身を包み、ちょっとした人助けをして大いなる自己満足に浸った2人は、めでたく結ばれるのでした。
どうみても変態です。 ありがとうございました。
変態プレイはさておき。
この2人の、世界危機後の安穏とした暮らしっぷりは、その他の犠牲を払ったヒーローに比べるとイラつく事必至なのですが、彼らの存在こそ私たちそのものなのではないかと思います。
欺瞞に満ちた平和だとわかっていながら、それを甘んじて受け入れる事しか出来ない2人。
せめてもと、平和になった世界で地道な自警活動に勤しむ2人。
中途半端な正義心に振り回されて、自分の立ち位置が掴めない私たちの姿に似ている様な気がしました。
「原作どおりじゃないと作る意味がない」と言い切ったスナイダー監督が作り上げた世界は、原作を読んだ事が無いアガサでも存分に堪能できる、完璧な映像美で構成されていました。
キメのシーンでは、『300』でも優れた効果を発揮していたスローモーションを多用。
全体的に、本のページをめくるそれに似たテンポで進む物語。
お陰でノワールな世界観をじっくりと味わう事が出来ます。
観る人を選ぶ映画である事は間違いないでしょうが、一度だけではなく繰り返して観て、心の中でしっかりと反芻する事で、きっと色んな感情を生み出す事でしょう。
機会があったら、是非ご覧になるべき作品です。
童貞以外の方も、是非ご覧下さい。
そして、考えるのです。
“正義”って何? と。
アガサはこの作品が大好きです。 『ウォッチメン』最高だこんちくしょう。
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■ぼくキャシャエモン

毎晩10時ごろになると必ず睡魔に襲われるアガサです、こんにちは。
誰か助けて下さい。(←無理難題)
さて、最近映画を観に劇場に行くと、必ずといっていい程かかっているのがコレ。
そうです、世界のutadaの世界の元夫最新作 『GOEMON』 の予告編です。
恋 は デ ジ ャ ・ ブ ! ( ゚∀゚):.;'.;、ブハッ
いや、「恋は」の部分は特に意味無いんですけど。
なんでしょうね、この既視感。
私の勘違いでなければ、何年か前にこれと同じ様なCG映画があった様な気がするのですが。
“何とかシャーン”みたいなアレがね。
それにしても、紀里谷監督という人はどうしても役者の口元を何かで覆わないと気が済まないらしいですね。
なんや、マスクフェチか?
それとも、目はカラーコンタクトで外人っぽく出来るけど、顎だけはどうしても貧弱になってしまうから隠すんか?
本当は外人さんみたいな立派なケツあごに憧れるか?! 胸キュンか?!
今年の映画界は『ほんとにあった怖いドラゴンボール』といいコレといい、突っ込みどころの多そうな作品が続々登場で、ほんとに楽しそうでいいですね。
私も機会があったら観てみたいと思います。ま、機会は無いと思いますが。
それはともかく、この豪華キャスト陣を見ているだけでも、お腹いっぱいになりそうですね。
いやぁ、ホント豪華ですこと!

・ ・ ・ !
お母さん!
笑い飯の人が混じってるよ!!


(※思てたんちゃう!)
あと、大沢TKOはそろそろ出過ぎだと言う事を自覚するべきだと思います。
で、製作者はそろそろ無駄に使い過ぎだと言う事を認識するべきですね。
エコの観点から、TKOの節約にご協力下さい!
STOP!温暖化!!(←温暖化は言ってみたかっただけ)
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誰か助けて下さい。(←無理難題)
さて、最近映画を観に劇場に行くと、必ずといっていい程かかっているのがコレ。
そうです、世界のutadaの世界の元夫最新作 『GOEMON』 の予告編です。
恋 は デ ジ ャ ・ ブ ! ( ゚∀゚):.;'.;、ブハッ
いや、「恋は」の部分は特に意味無いんですけど。
なんでしょうね、この既視感。
私の勘違いでなければ、何年か前にこれと同じ様なCG映画があった様な気がするのですが。
“何とかシャーン”みたいなアレがね。
それにしても、紀里谷監督という人はどうしても役者の口元を何かで覆わないと気が済まないらしいですね。
なんや、マスクフェチか?
それとも、目はカラーコンタクトで外人っぽく出来るけど、顎だけはどうしても貧弱になってしまうから隠すんか?
本当は外人さんみたいな立派なケツあごに憧れるか?! 胸キュンか?!
今年の映画界は『ほんとにあった怖いドラゴンボール』といいコレといい、突っ込みどころの多そうな作品が続々登場で、ほんとに楽しそうでいいですね。
私も機会があったら観てみたいと思います。ま、機会は無いと思いますが。
それはともかく、この豪華キャスト陣を見ているだけでも、お腹いっぱいになりそうですね。
いやぁ、ホント豪華ですこと!

・ ・ ・ !
お母さん!
笑い飯の人が混じってるよ!!


(※思てたんちゃう!)
あと、大沢TKOはそろそろ出過ぎだと言う事を自覚するべきだと思います。
で、製作者はそろそろ無駄に使い過ぎだと言う事を認識するべきですね。
エコの観点から、TKOの節約にご協力下さい!
STOP!温暖化!!(←温暖化は言ってみたかっただけ)
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■『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』


時計の針は戻っても、時間までは戻せない。 だから人生は哀しくて面白い。
と言う訳で、引き続き 『ベンジャミン バトン』 本編レビュー。
あらすじ・・・
ベンジャミンに自己紹介バトン。
※ベンジャミンさんQ1あなたのお名前は?
ベンジャミンです。
Q2生年月日は?
1918年11月11日です。 第一次世界大戦が終わった日らしいです。
Q3血液型は?
いやぁ・・・ 調べた事ないので・・。
Q4好きな食べ物は?
肉・・ですかねぇ・・。
Q5逆に嫌いなのは?
脂身はちょっと・・。
Q6好きなタイプは?
そうですねぇ・・ 容姿というより、青い目にはグっときますねぇ。
Q7異性と同性、どっちが好み?
そりゃまぁ異性ですよねぇ。
Q8同性だったらどんな人がタイプ?
えぇー? ・・・あの・・同性には興味ないですねぇ・・。
Q9仮に同性だったとしたら、そんなタイプにグっとくる?
いやだから・・・。 うーん・・・まぁ強いて言うならば、やっぱり包容力ですかねぇ・・?
Q10意外と雑食なんですね?
えぇー?? いや・・だって強いてって・・。
Q11初めての体験は?
ちょ・・。 突っ込んだ質問があるんですねぇ・・。 ・・14歳の時です。
Q12違いますよ!そっちじゃなくて初めての飲酒体験の事ですよ!
えぇーー?! いや・・今の流れだったら・・ ・・それも14歳の時ですよ。同じ日だったんです。 その時ぼくを雇ってくれていた船長が、ぼくが何の経験も無いって知って遊びに連れて行ってくれたんです。 あの人はホントに、無骨だけど尊敬できるいい人でした・・。
Q13好きな映画は?
変わってるし!! 質問の振り幅広いし!! ・・映画・・って観た事ないかもしれないですねぇ・・そういえば・・。
Q14お父さんとお母さん、どっちが好きでした?
あぁ・・・。 あのですね、母はぼくを産んだ時に亡くなったらしいんですよねぇ・・。 お父さんはボタン会社の社長さんみたいです。 と言っても、生まれたてのぼくを捨たので、実際に真実を知ったのはぼくが27歳になってからなんですけどね・・。 なので、好きなのはぼくを立派に育ててくれた義理のお母さんです。
Q15兄弟は?
さっき言った義理のお母さんが産んだ女の子が、言ってみればぼくの妹です。 ・・まぁ、血は繋がっていないんですけどね。
Q16意外と大家族だったんですね♪
大家族て! 何?ねぇ、それなんて想定? なにこの対象家族限定バトン。
Q17初めての恋人は?
航海の途中で滞在していたロシアで出逢った、イギリスの外交官の奥さんです。
Q18忘れられない恋人っている?
その時の奥さんの事も、結構心には残っていましたよ・・。 でも、やっぱり一番好きだったのは幼馴染のデイジーですかねぇ・・。 ずっとすれ違いだったんで、やっと想いが通じ合った時の喜びは忘れられません・・。
Q19はいはい、おのろけおのろけ。
のろけさせたのはそっちでしょうが!! しかも大してのろけてないし!!
Q20ところで今何時?
い、今? ・・ええと・・時計・・時計ないんだっけ・・・。 あのですねぇ、今全国を放浪中なんで、時間とかそういう観念の元で生きてないって言うか・・ アレ?ぼく今ちょっとカッコいい事言いました?
Q21産まれた時の体重は?
体重ー? また・・ホント振り幅広いですね・・。 体重は知らないんですけど、見た目がかなり特殊でねぇ・・・。 どっから見てもおじいちゃんだったんですよ、ぼく。
Q22身体的特徴は?
あぁ・・・ さっきのここで書けばよかったんですね・・。 だからあの・・生まれた時に、おじいちゃんの肉体だったんですよ。信じられないでしょうけどね・・。 そこから年を追うごとに若返っていって、12歳の頃は70歳くらいの体だったし、20歳の頃も60代くらいにしか見えなくて、そりゃもう周りからヘンな目で見られましたよ・・。
Q23成長する時に悩みってあった?
あぁ・・・また・・もう・・。 さっきのもここで書くんだった・・。 だからね、周りの人たちと逆行して、どんどん体が若返っていってたんですよね・・。 大切な人がどんどんぼくを置いて亡くなって行くのは、そりゃあもう寂しかったですよ・・。
Q24子供の頃のあだ名は?
ええと・・、だから、クドイようですけどおじいちゃんみたいだったんで・・。 The・翁とか還暦マンとか・・ 船乗りって結構歯に衣着せませんからねぇ・・。
Q25もしも魔法が使えたとしたら何がしたい?
みんなと同じように年がとりたいですねぇ・・。 好きな子と一緒に青春を迎えて、一緒に老いて、一緒に子供の成長を見守りたかったなぁ・・。
Q26魔法なんか使える訳ないでしょ!
聞いてきたのそっちでしょ!!
Q27好きな召還魔法は?
なんだよ召還魔法って?! なにナルファンタジーだよ?! ラムウとか言えばいいのかよ?! じいさんが杖もって出てきてビリビリー!ってか?! なんや、わしがじいさんみたいやからか?!
Q28年収は?
現実的ー!! 魔法はーー?! ・・・あのですねぇ・・、さっき言った実のお父さんが沢山遺産を残してくれたので、年収と言うか、とりあえず一生困らないくらいはありますよ・・。
Q29将来の夢は?
いや・・もう・・将来とか無いんで・・・。 本当は暖かい家族を持って、幸せに暮らしたかったですよ・・それだけで充分だったんですよ・・。
Q30趣味は?
バイクとピアノです。
Q31S?M?
ほらまたきたよ・・・。 こういうのも自己紹介なんですかねぇ・・? Mなんじゃないんですか?わからないけど!
Q32特技は?
特技・・・? えーっと・・・ピアノですかねぇ・・ あと、あまり物事に動じない事?
Q33質問長い?
長いと言うか、どこを目指しているのかわかりません。
Q34今までの人生で一番哀しかった事は?
うーん・・・、 やっぱり沢山の人との別れと、せっかく授かった子供の成長が見れなかった事ですかねぇ・・。
Q35では、今までの人生で一番嬉しかった事は?
回り道はしましたし、結局とても短い間でしたけど、大好きなデイジーと一緒に過ごせた事です。
Q36沢山の質問、お疲れ様でした! では最後に、このバトンを受け取って欲しい人の名前をお願いします!
こちらこそありがとうございました。 では次は、なんと今回3年連続アカデミー賞ノミネートに輝いたケイト・ブランシェットさんに、バトンを・・・ ・・え?・・今年はノミネートされていないんですか? メリル・ストリープはされてたのに?! ・・・でも・・まぁねぇ・・演技は文句なしのオスカー級でしたしねぇ・・。 ・・・これ受け取って貰えるのかなぁ・・。
Q37最後に一言!
そんなぼくの人生が完全網羅されている 『ベンジャミン バトン 数奇な人生』 、ただ今絶賛公開中ですので是非劇場でご覧下さい!!
次回、自己紹介バトンはケイト・ブランシェットさんです。
※ケイトさんお楽しみに!
長くてどうもすみませんが
ブラピ自身がオスカーノミネートされて、なんと嫁のジョリ姐もノミネートされて、今世界で一番ウハウハなんじゃないでしょうか、この夫婦。
まぁ、ブラピにはご愁傷様でしたけどね。 (←まだオスカーを逃すとは決まっていない)
劇場で鑑賞する映画が、ここのところホラーばかりだったような気がしますので、今回は真人間になるべくオスカー候補作を観に行ってみました。
監督も大好きなデヴィッド・フィンチャーですしね。
たまにコケる事もあるブラピですが、フィンチャーと組んだ時は抜群の演技と存在感を魅せてくれます。
勿論今回も、さり気ないけれど深い悲しみや喜びを、分厚いメイクの下で立派に表現していました。
重ねてノミネートだけはおめでとうございました。 (←だからまだ決まってない)
冒頭で紹介される、とある盲目の時計技師の物語で、いきなり泣きそうになりました。
ストイックに時計を作り続けてきた技師。
ある日、一人息子が第一次大戦に召集される。
同じくして、街に出来た新しい駅の時計台の仕事を任される技師。
しかし、時計の完成を間近に控えた時、息子は棺に納められて帰ってくる。
技師は悲しみを外に表さず、ひたすら時計を作り続け、ついに迎えた完成式。
出来上がった時計は通常とは逆に回り続け、驚く民衆を前に、技師は時計に込めた思いを打ち明けます。
「この時計が針を逆に進める事で時間が戻り、喪われずに済んだ沢山の命が救われ、多くの人が愛する家族と共に生きる人生を送り、悲惨な戦争が起こらなかった歴史が繰り返されるといい。」
時間を戻したい。 あの時からやり直したい。
誰もが一度は願った事があるでしょう。
しかし、絶対にそれは叶わない。
この時計が起こした奇跡なのか、それとも悲劇なのか、それからしばらくしてこの世に生まれたベンジャミン・バトンは老人の肉体(リュウマチとか白内障とかいう疾患も一緒に)を持っていました。
サイズは赤ちゃん。でもおじいちゃん。しかも死にかけ。
そこからベンジャミンは、周りと同じように年をとっていきます。
ただ違うのは見た目と肉体年齢だけ。
技師が作った時計が、針を逆に進めるだけで戦死した息子を蘇らせなかったように、ベンジャミンの人生も肉体的に逆行するだけで、普通の人と同じようにゆるやかに前進して行く。
若返るからと言って、失われたものが取り戻される訳でもなく、楽しかったあの頃がやり直せる訳でもない。
見た目や状況がどうあれ、人生は誰にとっても過酷で、楽しくて、残酷な長さを持ち、ある日突然終わるのです。
そしてまた新たな人生が引き継がれ、巻き戻せない失敗を受け入れ続くのみ。
それはまるで、舞台の上で回り続けるバレリーナの様に。 光と影の中をくるりくるりと。
3時間近い上映時間で、穏やかに描かれるベンジャミンの数奇な人生は、特別だけど特別じゃないので余計に惹きつけられます。
年下の女の子をイイナーと思ったり、目覚めたての性欲に没頭したり、年上の女性に夢中になったり、旅してみたり、孕ませてみたり、相手の将来を思って身を引いてみたり。
見た目がアレなだけで、やっている事はいたって普通(でもないか)なのですよねぇ。
全く長さを感じられないフィンチャーの演出と、優れた(そしてさり気ない)特殊効果と、才能溢れる役者さんの仕事に脱帽です。
要所要所で顔を出す時代背景と、そこをするりと通過する主人公のお陰から、あらゆるで『フォレスト・ガンプ』が引き合いに出されています(実際アガサも鑑賞中それを思い起こしました)が、どこか浮世離れした純真無垢なファンタジーだったアレと違って、この作品には人生の暗部がたっぷりと描かれていますので、アレに感じたような居心地の悪さはありません。
脚本を書いたのは同じ人なのですが、やっぱりフィンチャーが絡んでいるせいなのでしょうかねぇ。
主人公の人生に絡んでくる、周りの人たちの小ネタが面白くて、なんだかアメリカ文学の長編小説を読んでいるっぽい魅力を感じました。(いや、原作自体がアメリカ文学なんですけどね)
特に雷に7回打たれたおじいさんのお話とか、アーティストになりたかった船長さんのお話とか。
もう最高です。
ただ、いちゃもんをつけるとするならば、主人公が乗っていた船の乗組員とのやりとりがちょっと。
第2次大戦が激化する中、海軍の申請を受けて即席兵士として戦争に参加する主人公たち。
敵船がうごめく海域で、自分たちの行く末に不安を募らせた船員の中の一人は、主人公の人柄を信じ自分の全財産を託します。
「もしオレが死んだら、このお金を故郷の嫁に届けてくれ・・」と。
しかし、そこに至るまでの描写で、そんなに主人公と他の船員たちとのふれあいが描かれている訳ではないので、少々唐突な印象を受けてしまうのですよねぇ。
まぁ、たしかに主人公は絶対に死にませんよ?
コイツに預けときゃ間違いなし! って予想は大当たりですよ?
なんですけどねぇ・・・。
船長との関係はしっかり描かれていましたので、その別れのシーンは胸に深く突き刺さるのですが、その他の船員は紹介程度でしたので、主人公がその死を悼んでいてもなんだか「そうかぁ?」という感じがいないでもない。
いや、長い間一緒に勤め上げてきた仲間ですから、強い絆はあったのでしょうけどね。
もうちょっとこの主人公の人柄に船員が打たれる様なシーンがあったら、もっとグっと来たのではないかと思います。
・・・そしたら3時間越えてただろうなぁ。
でも、本当に魅力的な物語でしたので、なんだったら 『王の帰還』 並みの長さでもアガサはどんとこいですよ!
と言う訳で、久しぶりに見ごたえのある素晴らしい作品を鑑賞できた喜びでいっぱいのアガサでした。
エンドクレジットは・・まぁアレでしたけど、やはりこういう作品は劇場でゆっくり没頭したいものですね。
あと、最後になりましたが、主人公の初恋の相手でアガサが大好きなティルダ・スウィントンが出ていて、もう身悶えしてしまいました。
最高です。
ティルダさまにだったら、ピンヒールで踏まれてもいいです。(←へんたい)
この感動を胸に、次回オスカー予想シリーズ。
毎年地味〜にやっていますが、今年もそろそろ始めますので、よろしかったらお付き合い下さいませ。
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