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『スーサイド・スクワッド』

2016年09月20日
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と、いうわけで、各所で賛否が渦巻いていたらしい『スーサイド・スクワッド』を観てきましたよ!

あらすじ・・・
脱獄不可能と言われる超僻地の刑務所に収監されていたはぐれものが、減刑と引き換えに国家の安全のためのミッションに挑みます。


脱獄不可能と言われる超僻地の刑務所(第二高等少年院・通称 地獄城)に収監されていたはぐれもの(麻宮サキ)が、減刑(殺人を犯した母親の死刑の延期)と引き換えに国家の安全のためのミッション(学生刑事として学校内の犯罪の解決)に挑む・・・

・・・

・・なんの因果か警察(マッポ)の手先・・・

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つまり、『スーサイド・スクワッド』は「スケバン刑事」だってことですね! なんだよおい!さいこうじゃんか!


■ 出たトコ勝負上等! 米国政府諜報担当高官アマンダ・ウォラーさん無能伝説!
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・ スーパーマンが亡くなったタイミングで、肝いりのプロジェクトである「タクス・フォースX」の実現に乗り出したアマンダ・ウォラーさん。 死刑や終身刑が宣告された極悪非道な囚人を、特殊戦闘部隊として使い捨てようという人権完全無視の極秘プロジェクトです。 プロジェクトの建前としては「備えあれば憂いなし」だけれど、アマンダさんの本音としては「世の中に常に存在し続ける悪いヤツを倒すのに、正義が犠牲になる必要は無い。悪いもん同士殺し合わせればいい」ぐらいな感じだったのではないでしょうか。 いや、そりゃわたしもちょいちょい思いますよ?「ヤクザ同士どっかの無人島で潰し合えばいいのにナー」って。 でも米国高官がそれじゃアカンやろ。 もうちょっと色々練り直した方がいいですって。 で、案の定「タクス・フォースX」の候補メンバーは出所の段階で大暴れし、早々に刑務官が犠牲になるという。 無能! 出会って3分で無能!

・ 誰がどう聞いても「そもそも死刑にされるような荒くれ者ぞろいの犯罪者たちをコントロールなんてできるのか?」という素朴な疑問が浮かびそうな「タスク・フォースX」ですが、アマンダさんには秘策がありました。 それは、ちょっと前にジューン・ムーンという考古学者がアメリカ南部のとある洞窟で見つけた魔女系メタヒューマン・エンチャントレスを利用するというもの。 「タスク・フォースXは悪いヤツだらけでしょ?だから別次元に強い魔女をメンバーに入れるでしょ?でも魔女も簡単には言うこと聞かないから、魔女の心臓を取り上げて脅しに使うでしょ?いい考えでしょコレ?」 ちょっとアマンダさん! 魔女がいれば他の犯罪者をコントロールできるって理論おかしくないですか? とりあえず、魔女を脅してめちゃくちゃ恨みをかってるってことだけはよくわかったけれども。 無能! 6000歳オーバーの魔女を入れちゃってる時点で人選センスが無能!

・ しかしアマンダさんも無能なだけではなかった! 魔女に対する保険として、魔女の宿主であるジューン博士のもとにスゴ腕特殊部隊のフラッグ大佐を派遣。 アマンダさんの目論見通り、ジューン博士に一目ぼれするフラッグ大佐。 女性経験のなさがいい感じに仇となり、まんまとジューンさん無しでは生きてゆけない体になるフラッグ大佐。 これで、万が一「タスク・フォースX」内でエンチャントレスが「あいつ魔女らしいよ・・・」って浮いたり、お弁当の時間ハブにされたり、先生から「誰でもいいから3人組を作ってくださーい」って言われた時相手が見つからずボッチになったとしても、大佐が「オレの女になにすんじゃーい!」ってシャシャってくれるから安心です。 ただひとつ問題は、そんな大佐は兵士としてはまあまあ強いけれど、「タスク・フォースX」中ではダントツに弱いので、エンチャントレスを守る以前に大佐自身がメンバーに守ってもらわないといけないってトコなんですけどね! 無能!またもや各人の能力を鑑みた上での人選が無能!

・ 何はともあれ、ついに動き始めた「タスク・フォースX」。 念には念を入れて、出所させた犯罪者たちの首にナノ爆弾を仕込み、逆らったら即爆破することを告げるアマンダさん。 これで荒くれ者たちも借りてきた猫のごとくおとなしくなるはずです。 やるじゃんアマンダさん。 相変わらず人権完全無視だけど、やるじゃん。 無能なんて言ってごめんね。 で、各種仕込みを終えて自宅に帰るアマンダさん。 しかし、すやすや寝息を立てる彼女の傍に、突如黒い人影が・・・。 そう、心臓を盾にさんざんこき使われてド頭にきていたエンチャントレスが心臓を取り戻しにきたのです。 どうして魔女はアマンダさんの自宅に侵入できたのか。 答えは簡単。 アマンダさんがリクルートしたエンチャントレスは、地球の裏側であろうとも一瞬でテレポーテーションできる能力がウリだから。 無能! おまえマジ無能!ことごとく無能!

・ アマンダさんの枕元にある心臓保管ケースに手を伸ばすエンチャントレス。 しかしアマンダさんもバカではありません。 ケースは外部からの不審なアクセスを遮断する作りになっていて、簡単に心臓を奪い返すことができないようになっているのです。 臍を噛むエンチャントレス。 ふと隣の部屋を覗いてみると、そこには自分が発見された洞窟から心臓と共に持ち帰られた古い像が。 そう、それこそはエンチャントレスの7つ年下の弟の魂が封印されている大事な像。 中の魂を解放さえすれば、お姉ちゃんであるエンチャントレスを全力でフォローしてくれるであろう強い味方。 棚からぼたもちとはこのことか・・・! もちろん光の速さで像を懐にインするエンチャントレス。 はい、盗まれましたー! 絶対魔女の手に渡しちゃいけない像がたった今盗まれましたー! アマンダさんが金庫にも入れず、ちょっとしたアジア雑貨みたいにオシャンティな感じで棚に飾ってたからー! 無能! はい無能! 安心安全の無能クオリティ!

・ アマンダさん、心臓にばかり気がいっていたから、たぶんしばらく像が無くなったことにも気づいていなかったんじゃないかと思います。 残念な上司を持った諜報室のみんな、マジお気の毒。 無能なくせに態度だけは横柄な上司、みなさんの周りにもいませんか。 アマンダさんはそんな日常に潜むストレス要因のメタファーなのかもしれません。(←メタファーって言ってみたかっただけ)

・ さて、エンチャントレスによって解き放たれた弟さんの魂。 お姉ちゃんは弟に「あったま来たからこの地球壊しちゃおうぜ」と囁きかけ、弟さんは早速地下鉄で大暴れ。 地下で起きている大事件が、まさか魔女によるものとは夢にも思わないアマンダさんは、フラッグ大佐とジューンさんを地下に向かわせ、テロの首謀者を爆弾でやっつける作戦を立案します。 もちろん、現場に到着したジューンさんはエンチャントレスに変身した瞬間政府を裏切り弟さんに合流。 魔女の造反を夢にも思わなかったアマンダさんは怒り心頭。 傍らに置いた心臓をペンでめった刺しにし、魔女にお仕置きを与えようとしますが、よみがえったばかりでパワー満タンの弟さんに心臓を保護してもらったエンチャントレスはノーダメージ。  無能! 夢にも思わなかったことの連続みたいだけど、実際は普通に起こりうる事例ばっかでなトコが超無能! ぼんやりしていたのはおまえだけだよ! 対になっている像が見つかって、その一方に魔女の魂が収められていたならば、もう一方にもなんらかの魂が入っている可能性大じゃんか! それぐらい中学生でもわかるだろ! 無能! 無能・オブ・ザ・イヤー!

・ ビルを破壊し、車両を宙に舞い上げ、市街地の中心で暴走を始めたエンチャントレス姉弟。 時は来た・・・! とばかりに「タスク・フォースX」の出動を要請するアマンダ。 ミッションの内容は「武装したテロ組織が占拠しているビルに最上階に籠っているVIP(ことアマンダ・ウォラー)の救出」。 そう、エンチャントレスが大暴れしているのはわかっているけど、そんなことそのまま伝えたら政府の偉い人に「はあ?」って「なに?おまえふざけてんの?魔女はちゃんとコントロールするつってドヤってたんじゃねえの?」ってめちゃくちゃに怒られることは火を見るよりも明らかだから、ここはひとつ「困った時のテロ活動」ということにしておいたのです。 上司に嘘をつくのですから、当然部下ごときに本当のことなんて言いません。 無能・・・ ではない。 こんなトコだけ悪知恵が働くアマンダは、上司としては無能だけど小狡さでは業界ナンバーワン! おい!褒めてないからな!これ、結構な嫌味だからな!

・ っていうか、近い場所でエンチャントレスがドンガドンガ始めてるのに、退去もせず「こりゃ特等席だわー」ってのんびり盗撮してるアマンダなんなの。 「救出のためにタスク・フォースXが何人犠牲になっても平気」って言ったって、そもそも危険なミッションすぎてその「タスク・フォースX」が到着できない可能性もあるわけじゃない。 無能なの? 救出してもらえないという最悪のパターンも加味した上で計画を立てないアマンダは無能なの? さんざん笑ってきたけど、おかあさん内心ちょっと心配です!

・ 幸いなことに、有能だった「タスク・フォースX」は無事ビルに到着。 安心したアマンダさんは、執務室にいたスタッフを全員射殺。 しゃ、射殺ゥ?! ちょっとどうなってるのアマンダさん?! なんで危ない状況下で必死に働いてくれていた部下を射殺するの?! 「秘密を保持するためには殺すのが一番」だから?!  あのね、自分の失態を隠しておきたいのはわかりますよ。 でも「秘密の保持のため関係者を皆殺し」ってもっとも安直な方法じゃないですか。 そりゃ殺してしまえば楽でしょうよ。 でも、大勢の部下を抱え、命懸けのミッションに付き合わせようと思うんなら、殺さなくても従ってくれるような信頼関係を築くべきじゃないですか。 「壊してしまうのは一瞬で出来るから大切に生きてと彼女は泣いたー」ってNOKKOさんも歌ってたヨ!  無能!ああ無能!ジャン・バルジャンもパンを放り投げて逃げ出すレベルの無能!

・ 人望も能力もなにもないアマンダさん。 一難去ってまた一難、というか、本作最大のピンチが彼女を襲います。 救出用のヘリに乗り込んだものの、瞬殺でエンチャントレス姉弟から襲撃され、まんまと囚われの身となってしまったのです。 心臓ネタでさんざん怒らせてきた魔女ですから、嬲り殺されても当然・・・ と思ったら、殺すのではなく有効活用されました。 魔女の能力で脳内にハッキングされ、アマンダさんが知りえるすべての米国機密情報を読み解かれてしまったのです。 そんじょそこらの機密じゃないですよ。 ガチの最高機密ですよ。 他国にばれたら一発アウトのやつですよ。 無能という言葉すら虚しく思えてくる、完膚なきまでの能の無さ。 そう、すなわち無能。

・ アマンダさんの知識をもとに、エンチャントレス姉弟は極秘のアメリカ基地や最新兵器などをぶっこわしてゆきますが、漢気あふれるタスク・フォースXメンバーの命懸けの攻撃が功を制し、地球を滅ぼすという姉弟の野望は儚く砕け散りました。 色々ポンコツ上司っぷりを晒してきたアマンダさんでしたが、魔女の消滅と共にその命も消えてしまったことでしょう。 さようならアマンダさん・・・二度とその行き当たりばったりな作戦でみんなを振り回すことのないよう・・・ どうか安らかに・・・ マジで・・ 迷惑だから・・・もう出てくんなよ・・・   と思ったらちゃっかり生きてました! 地球を危機にさらして、米国の機密情報をご開帳して、将来有望な若者をいっぱい死なせて、自己保身のために部下を使い捨てにして、マズいこと全部隠ぺいして、これからも政府高官としてがんばる所存のアマンダさん! バットマンことブルース・ウェインさんに、性懲りもなく政府の極秘機密ファイルを横流すアマンダさん! がんばれ無能! 貫け無能! っていうか、並みの犯罪者よりも性悪な役人なんだから、バットマンがアマンダ・ウォラーやっつけなきゃだろ! ブルースさん、あなたの目の前にいる、そいつが今回の大事件の元凶ですよ! ・・・っていうか、もしかしてブルースも無の・・(ゲフンゲフン


■ 史上最凶の恋人たち!
ス^スク

・ 萌えの一大催事場みたいな作品だった『スーサイド・スクワッド』ですが、なかでもわたしが一番グっときたのはやはりミスターJことジョーカーとハーレイ・クインちゃんですよね。 説明不要の最悪狂人ジョーカーを、精神科医として面談していたハーリーン・クインゼル博士。 常人には理解不能なジョーカーの精神世界を分析したい。 そんな学者としての好奇心は、しかし、見事に裏目にでてしまい、ジョーカーというこの世の深淵を覗いてしまったハーリーンは、その紫と金色に彩られた狂気の沼に飲み込まれてしまいました。

・ ここまではよくある話。 いや、よくはないかもしれませんけども、なくは無い話。 わたしが心を揺さぶられたのは、その後のハーリーンとジョーカーの「恋愛」という名の闘いなのですよね。

・ わたしは、もともとハーリーンの心の奥底には、ジョーカーが持っているのと同じように分析不可能な「破滅衝動」のようなものが潜んでいたのではないか、と思いまして。  ジョーカーの狂気に触れ、今まで見えなかった(見たくなかった)部分に気づいてしまったハーリーン。 ジョーカーに憧れ、ジョーカーに恋し、ジョーカーと同じものになりたかったハーリーンは、ジョーカーの甘い言葉を受け入れ、脱獄の手引きをした。 それがどういう悲劇を生むかわかっていながら。 ハーリーンは、ジョーカーによって自分が壊されるのを待っていたのではないか。 壊されることによって、醜く、美しい部分が溢れだすことを望んでいたのではないかと。

・ そしてジョーカーもまた、自分と「同じところ」まで来ることのできる誰かを待っていた。 きっと今までにも、彼の悪魔のような美貌と破滅の匂いに、沢山の女性や男性が吸い寄せられてきたことでしょう。 自分に愛と忠誠を誓う彼らを、ジョーカーは相手にしてこなかった。 人とも思わず、ただ暇つぶしの道具としてのみ扱ってきた。 ジョーカーが楽しさを感じられるのは、バットマンを痛めつけるときだけ。 バットマンの感情が、自分の行動によってかき乱されることだけが、ジョーカーの生き甲斐。 それ以外はゴミ。 歩道の隅に広げられた吐しゃ物。 ハーリーンからの愛の告白も、ジョーカーにとっては「またか」ぐらいなものだったのではないでしょうか。  

・ しかし、ハーリーンは無理難題を突き付けるジョーカーに、徐々にその底知れなさを見せ始めた。 どんな肉体的暴力も、どんな精神的苦痛も迷わず飲み込んだ。 時には、瞳に恐怖を浮かべるどころか、ジョーカーの「お仕置き」を心待ちにしているかのような表情を浮かべることもあったのかもしれない。 ジョーカーはハーリーンの盲従っぷりに、少しの苛立ちと恐れを感じたのではないかと思うのですよね。 自分が生きているのはバットマンが生きているからという理由だけしかなかったはずなのに、もしかしたら自分はこの女を求めてしまうかもしれない、自分は弱点を作ってしまうかもしれない、という恐れを。

・ ジョーカーが、自分が落ちたのと同じ化学薬品のタンクを前に、ハーリーンがどんな選択をするか試すシーン。 ジョーカーは愛を試したのではなく、弱みになりうるハーリーンを排除し、厄介な感情と共に葬り去ろうと思ったのではないでしょうか。 予想通り、躊躇なくタンクに飛び込むハーリーン。 これでよかったんだ。 これで元の生活を取り戻せる。 あの女はこのまま溶けてなくなってしまえばいい。 この時のジョーカーの、せいせいしたはずなのに全く冴えない表情からの、踵を返してタンクに飛び込むまでのくだりのエモーショナルなこと! 危険な薬品の中で溶け合い、混じり合い、ひとつになるふたり。 かくして、ハーリーン・クインゼル博士はハーレイ・クインちゃんとなり、ジョーカーは「惚れた女、という弱点を持つ、そこらへんに普通に存在するただの男」という一面を身につけてしまったのです。 最高かよ! 運命の恋とか最高かよ! そして始まる、ふたりの「恋愛」というギリギリの闘い。

・ ハーレイちゃんを失いたくない自分と、失ってしまった方が楽な自分との間で揺れまどうジョーカーは、幾度となくハーレイちゃんを見捨て、そしてその都度助けに行かずにはいられなくなる。 ハーレイちゃんは、ジョーカーに無限の愛を捧げつつも、「お仕置き」の記憶のフラッシュバックに囚われ続け、その呪縛から抜け出すためには、「自分が狂気を愛するようになったのはジョーカーにそうされたからではなく、あくまで自分自身の選択なのだ」と思えるようにならなければならないことを知っていた。

・ ジョーカーとハーレイちゃんを乗せたヘリが墜落した時、ハーレイちゃんは呆然としつつも、素直にジョーカーの死を受け入れようとしていました。 墜落現場に駆けつけるのでも、愛しのプリンちゃんの生存を確認しに行くのでもなく、「プリンちゃん」のチョーカーを外し勢いをつけて放り投げたハーレイちゃん。 あれは彼女の自立への第一歩だったのではないでしょうか。 ジョーカーに植え付けられた「悪」ではなく、ハーレイ・クインとしての「悪」を全うするための自立。 「ジョーカーの女」ではなく、「自由に悪を謳歌する人間」になることはつまり、彼の「弱点」でなくなることでもあるから。

・ 結局、表現方法は違えど、ジョーカーとハーレイちゃんは揺るぎない愛で繋がっていて、本人たち(特にジョーカー)が望むにせよ望まないにせよ、既になくてはならない存在になってしまっていて、その姿がとても邪悪なのにとても崇高なトコロが超たまらなかったですし、周りにしてみればただのめんどくさいカップルなトコロもすごい最高でした。 いいよいいよー もっとみんなを振り回せばいいよー。 バットマンをイライラさせてやればいいよー。

・ と、ダラダラ書いてみましたが、上記のことはすべてわたしが想像したことなので、実際のトコロはわかりません。 

・ ただ、ハーレイちゃんたちに限らず、恋愛ってある意味闘いだと思うんですよね。 自分と異なる誰かに惹かれた時生まれる感情は優しいものだけではなく、反発や反感やネガティブな反応も必ず含まれているじゃないですか。 「相手と同じものに感動したい」という気持ちと「自分を同じもので感動してほしい」という気持ちはイコールではない。 むしろ衝突の原因になることの方が多いですよね。 溶け合ったりぶつかったりいたわったり傷つけたりの繰り返しこそ恋愛。 時には「お前を殺してオレも死ぬ!(物理的な意味ではなく精神的な意味で)」みたいな激情に駆られることだってありますよ。 すきすぎておかしくなる。 すきになってもらいたすぎておかしくなる。 どこまで壊せるか、どこまで壊れるかのせめぎ合いが、恋愛の醍醐味ってこと、ないですか?

・ ハーレイちゃんとジョーカーの恋愛は、「あの狂人ジョーカー」のものとしては「普通」すぎるのかもしれませんし、そこが賛否の的になっている部分もあると思いますが、わたしは「ただの恋愛」が生死に関わるレベルの闘いになっている時点で、このカップルの狂いっぷりにうっとりしてしまいましたし、時折真人間みたいないじらしさを魅せるハーレイちゃんもすごくすてきだなぁと思いました。 ジョーカーの狂気に惹かれているのに、ジョーカーとの狂っていない日常生活も夢見てしまうアンバランスさ。 わかる気がするなぁ。

・ とにかく本作は、ハーレイちゃんの何もかもが魅力的すぎて、小3男子みたいなテンションで「DCやべえ」ってなりましたよね。 春に観たワンダーウーマンさまだけでも脳みそブッ飛びそうになったのに、この文句のつけようのなさはなんなんだろう・・・ DCなんなの! まだまだ隠し玉持ってそうな雰囲気なんなの! 本気出したの! ええどええど! もっとオレに強い女性キャラくれ!(※根っからの強い女好き)

■ まとめ

・ わたしはめちゃくちゃ好みのタイプの映画でしたし、ものすごく楽しみました! 上に挙げた部分以外も、スーサイド・スクワッドのメンバーはみんないちいちかわいいし、バーで一杯引っ掛けてから誰も得をしない魔女退治に出かけるシーンさいこうだったし、微妙に合ってない音楽もなんだか憎めないし、ベンアフもちゃっかり出てくるし、エンチャントレス姉弟の謎装置も既視感あり過ぎでおもしろかったし、DCの一大プロジェクトなのにどこか抜けきっていないどん臭さが漂っているのがホントすき。 逆風もあるのかもしれませんが、どうかこの路線を貫いて行って頂きたいものですね。 まずはハーレイちゃんのスピンオフ、たのしみにしております!

 


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