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ジグソウことジョン・クレイマーは、生粋のクレーマーだった! よりにもよってダジャレ!!(ノД`)


『SAW』シリーズ最新作を観てきましたよ!

同じ日に「はらわたシリーズ」でお馴染みサム・ライミ監督の『スペル』が公開になると言うのに、わざわざ『SAW』を選ぶと言うこの気配り感! どう?! こんな気配りっ子のアガサ、どう?!
だって、どう考えても皆さん『スペル』に流れて行っちゃうじゃないですか。
「『ソウ』? あ〜、あの痛そうなやつね〜。 興味な〜い。だいたい今何作目なのかもわかんないし〜」って言われちゃうじゃないですか。
アガサ、博愛主義だから、そういうのほっとけないんだもん!(←キモい)

と言う訳で、律儀に劇場に向かったアガサなのですが、そこのロビーで、平日の朝っぱらだというのにスーツ姿でブラブラしている第一村人中年会社員を発見!
どう見ても『沈まぬ太陽』狙いだなぁ、と思った訳ですよ。
なんだったらもう、「こいつら2人、JALの回しもんなんじゃね?」とまで思いましたよ。
それくらいのスーツ圧を感じさせるおじさま2人。
会社抜け出して、壮年男子2人で映画かよ〜!と。 イチャイチャしてんじゃねーぞ!もっとやれ! と。

で、色んな妄想と観る事の無い『沈まぬ太陽』に思いを馳せつつ、『SAW6』を上映する部屋に入ってみたら、さっきの壮年カップルが仲良く入って来たのでありました。

日本もまだまだ、捨てたもんじゃない・・・!(何がだよ)


じゃ、前フリはこれ位にしておき、そろそろ本題へ。


今まで(1〜5)のあらすじ
・ 命を大切にしないやつなど大嫌いじゃ!
・ ヤク中から抜け出して真人間になれたのも、ジグソウメソッドを受けたからこそ。と言う訳であたし、ジグソウおじさまの弟子になります!
・ 妹殺しの犯人に、ジグソウの名を騙って復讐した事がジグソウさん本人にバレたので、おれ、今日からジグソウさんの弟子になります!
・ わしに余命を告知した冷たい医者はお仕置きじゃな。
・ 盗撮を生業にしてるようなハイエナ野郎もお仕置きじゃな。
・ その他諸々も月に代わってお仕置きじゃな。
・ 余命が僅かのようじゃから、死後に実行させるゲームの用意を整えておかねばな。
・ わしは死しても、その志はいつまでも引き継がれてゆく事であろう。
・ ジグソウは、永遠に不滅です!



・・・
・・わかります・・・よね・・? 
ま、もっと詳しく過去のストーリーを知りたい方は、ここら辺りを見て頂いたらいんじゃないの!
『SAW』感想
『SAW2』感想
『SAW3』感想
『SAW4』感想
『SAW5』感想


では、今回の最新作のあらすじ・・・(ネタバレはしていません)

お仕置き殺人鬼ジグソウこと、ジョン・クレイマーは死んだ。
その遺志を継ぐ事になった刑事・ホフマンは、自分の正体を知ってしまったFBI捜査官・ストラムを亡き者にし、意気揚々と2代目ジグソウとしとしての人生を歩み始めようとしていた。
しかしその前に、ジョンが遺した最後のゲームをやり遂げなければならない。
ホフマンは全てのお膳立てを整え、最前列で死のゲームを見るべく廃動物園に向かう。

一方その頃、FBI捜査官・エリクソンは、一連のジグソウ殺人で使われたテープや証拠品に、微妙な違いがある事に気づく。
もしや、ジグソウは2人いたのでは・・・?
そんな正しすぎる直感を頼りに、エリクソンは証拠品の洗い直しを始める事に。

ジョンの最愛の妻・ジルは、夫から贈られた遺品の中に重大なメッセージがある事を知る。
それは、ジョンが生前から妻にたびたび言い聞かせていた、彼なりの人生哲学であり、生前は妻が承服できなかった恐ろしいメッセージだった。
しかし、ジョンが壮絶な最期を遂げ、彼が世の中に与えた影響を目の当たりにした今、ジルにはもう、迷う理由など無い。
ジョンが本当に望んでいた「最後のゲーム」を完成させる事が、ジルから夫への愛の証なのだった。


そして、廃動物園に集められた罪深い人間たちに今、命の尊さを見つめなおす究極のゲームが与えられようとしている。
生き残るのは、ホフマンか。
エリクソンか。
それとも・・・・。


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どうしてこうなった!どうしてこうなった!!ヽ( ^ω^ )/

衝撃の第1作から足掛け7年。
7年て!
幼稚園児が中学生ですよ!
ヘタしたらもう、おませな女の子なんかは大人の階段登っちゃってますよ!
ホントもうね、なんでこんな事になっちゃったのか?と。
なんで1本で止めておかなかったのか、と。
大目に見たトコロで、3本目くらいが潮時だったんじゃないか、と。
そんなせつなさともどかしさと、失われた1800円に思いを馳せてしまったアガサ。
そりゃもう、先ほどのスーツのおじさまもガックリと肩を落とし、項垂れて劇場を後にしますって!
だから大人しく『沈まぬ太陽』にしとけばよかったのに! このチャレンジャーめ!!

前作の感想でも似たような事を書きましたが、ジョンが死んだ時点でこのシリーズは終わったも同然なのですよ。
あとはもう虫の息。
延々と続くカーテンコール。ただし誰も望んでいない。

4作目で颯爽と襲名披露したホフマンですが、初登場時から無かった華がますます無くなり、というか、堂々と出てき過ぎて、もう画面に映りこんでいるのが当たり前になっちゃってると言うか。
勿論ジョンも、2作目の時点では完全に顔が割れていましたし、何もかも準備済みだったり弟子に任せたりしていたのをいい事に、あっちこっちに出没しまくりだった訳ですが、ジョンには常にどこか「謎」の部分が感じられたのですよね。

もしかして、まだ何か隠しているのではないか。
3重、4重は当たり前、5重6重のトラップを仕掛けているのではないか。
そんな底の見えない奥深さが、ジョンの魅力だったのだとアガサは思います。

ところがこのメタボ野郎(ホフマン)は、何もかも最初から判ってしまっているのですよね。
妹への復讐でジョンの模倣をした事から、なし崩しに弟子入りさせられてしまった。
弟子としての役割はあくまで副業なので、本業の刑事業も手が抜けない。
常にいっぱいいっぱいな存在。 それがホフマン。
もう、謎もへったくれもないですよ。 なりふり構わず証拠隠滅に励まないと、すぐあしが付いちゃいますから。

そんな訳で、ホフマンが画面に移りこんでも、そこにはなんの緊張感も無く、「ま、誰か気付いちゃうんじゃないの!」という他人事めいた気持ちしか抱けない。
ゆえにダラダラとした印象しか残らない。
で、ジョンはジョンで、出てこないと話にならないので相変わらずせっせと登場。
当然のごとくな回想シーンのみならず、今回は幻のような形でまで登場。
お前はあれか。 
『スターウォーズ』シリーズのオビワンか。
森の木陰からこっちを見るか。
フォースか! マズい事はなんでもフォースで解決か!!


続編を作る、柳の下でどじょうを養殖する、という行為の浅はかさや難しさを再認識させてくれた駄目シリーズ。
アガサはもう、来年からは劇場で観ませんからね!(きっぱり)



(※ 以下ネタバレ)



さて、今回の具体的な内容に触れますと、ジョンが「自分の死後行ってくれ」とばかりに遺したゲームのターゲットは、自分の癌が脳に転移したと判った時に、冷徹にも保険を支払ってくれなかった保険会社の面々。
またもや逆恨み。(ま、保険業者の手口も酷いっちゃあ酷いのですが)

3作目では万策尽きて、脳圧を下げるために頭蓋骨を削りとるくらいしか出来なかったジョンですが、実は治療法が無くはなかったらしいのですよね。
ただ、まだ研究段階なので実費負担になる為、出来れば保険で支払いたい。
ところがこの保険屋は、「あー。無理じゃね?そんなんやっても末期なんだから意味無いっしょ」とばかりに支払いを却下。
怒ったジョンは窓口で説教大会。
もう完全にとなりのクレーマー状態です。

そんな訳で、自分に癌を告知した医者だの、嫁を流産させたジャンキーだの、態度の悪かった弁護士だの、関係者に対し軒並み報復攻撃を仕掛けてきたジョンは、最後のとどめとばかりにこの保険会社のチームを皆殺しにする算段を企てるのです。
実に怖いおっさんです。

しかし、相手がそんな面々な為に、今回のゲームは規模が半端なく大きくなってしまう羽目に。
ジグソウのゲームは、そのスリリングさやこじんまりとした感じが魅力だった訳ですよ。
“廃動物園を使って”、という時点で既に
「おまえどんだけ潰れた施設持ってんねん」
とつっこみたくなるのですが、その中で行われるゲームがまた
・ 大きな部屋いっぱいに組み上げられた鉄柵のトンネルを、途中で吹き付ける高熱スチームをかわしつつ潜り抜け、最後は梯子を登ってフィニッシュ
とか
・ 外国の公園にありがちな回転式の椅子付きテーブル(※ポスターに使われているアレです)に縛り付けられた6人の男女のうち、助けたい2人を選べたらフィニッシュ
とか、もうどうやって運び込んだのか理解不可能な仕掛けな事この上なし。
いや、絶対に無理ですよ。
いくらホフマンが力持ちでも、この回転盤は持ち込めない。
トンネルの方もなんなのこれ? 
新手のサスケなの?
緑山スタジオに組むの?
最後のはしごダッシュで吹きましたよ。そりゃ吹くよ。

これらの仕掛けを全て管理し、一つのゲームが終わったら次のゲームが始まるように仕込み、失敗しても大丈夫な様に計算しって、刑事業しながら片手間に出来ることじゃないよ! おまわりさんナメんな!!コンニャロー!

今までも無理は承知のゲーム設定なきらいはありましたが、それはあくまで「実はジョンの単独犯ではなく、アマンダやホフマンが手伝っていたから」というエクスキューズがあったからまかり通った事。
今回のゲームは、そりゃもしかしたら生前にジョンやアマンダも一緒に準備していたのかもしれませんが、被害者をさらって来るのだけでも大事ですよ。なんせ総勢13人ですよ。ちょっとしたマイクロバスが要るっちゅうねん。

それよりなにより、この人数相手に一人づつお仕置きしてゆく為に、映画自体が間延びするのなんのって。
ダラダラと描かれるゲーム進行と、その間ずっと「ワー!ギャー!ワー!ギャー!」と大音量で響き渡る叫び声。
正直、単調すぎて緊張の糸もみじん切り状態です。

観終わったあと、心に残るのは、激しい疲労感と大事なものを失ってしまった喪失感。
あんなに面白かったシリーズが、ついにここまで堕ちてしまったか、という哀しみ。
もうお願いだから、次でおしまいにして欲しい・・・。
今はとにかく、そんな気持ちでいっぱいです。
え? なんで次があるかわかるのか?って?
だって今回また、新たな謎が出てきちゃったんだもん! ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!

ちなみに、前作までの大きな謎である
・ アマンダの手紙
・ ジルが開けた遺品ボックス
は、いちおう本作で明かされますが、ハッキリ言わせて頂くと「なんてこたぁない」内容でした。
特に遺品ボックス。
中に入っていたのは、ジョンの最後のゲームの手引書と、鉄製のアゴ破壊マシーン(第1作でアマンダがつけられていたアレ)とビデオテープだったのですが、それって普通にゲームの道具でしかないんですよね。
なんというか、ここまでじらされた割には捻りがない。
アマンダの手紙に関しては、第3作のラストでのアマンダの行動に納得がいく内容ですので、まぁ「ふうん・・・」という感じでしょうか。
どこまで行っても可哀想な女だなぁ。

で、今回生まれた謎というのは、先ほどの遺品ボックス内のビデオテープなのですが、ジルが病院内の何かの部屋に届けるシーンしかなかったのですよね。
この期に及んでまだ謎を仕込む製作陣にもハラが立つのですが、ここはもう、このテープの受取人が1作目で死にそうになりながら脱出したゴードン先生であり、次回はジョンのメッセージテープを見たゴードン先生が3代目を襲名する、というステキ展開になる事を期待してみようと思います。
ていうか、もうそれ(ゴードン先生再登板)くらいしか楽しみがない。

心の行き違いと、ホフマンの姑息な罠のせいで、無念の死を遂げてしまったアマンダとジョン。
この2人のやりとりが大好きだったアガサは、今回の回想シーンで2人が目線をかわしてほくそえんだり、ヒソヒソ密談を楽しんだりしている微笑ましい姿が見れた事が嬉しくてなりませんでした。
なんだか『X-MEN』のマグニートとミスティーク(腹黒い社長と愛人兼秘書)みたいで・・・。
本作で一番満足出来たシーンかもしれませんね。


と言う訳で、長々と書いてしまいましたが、ここまで付き合ったんだから、次も観ますよ。
先ほどは「もう劇場では観ない!」なんて書いてしまいましたが、たぶん懲りずに劇場に行ってしまうのだと思います。
だって、やっぱり好きなんだもの。
ただ、絶対に次でおしまいにして貰いたいですけどね!


では最後に、劇場で買ったパンフがゴージャスだった件をご紹介して、今回の長文感想はおしまいに。

パンフ2
中盤ページに突如現れるアートなコラージュ!
過去5作の想い出が、否が応でもフラッシュバック!


パンフ3
文字のレイアウトだってこの通り!
ページの中で、縦書きやら横書きやら逆さま書きやらが飛び交い、読みにくさを猛烈アピール!
そう、オレはジグソウ・・・ 一筋縄ではいかない男っ!!


パンフ1
表紙はなんとからくり仕様!
6の○(まる)になっている部分が、クルクル回るの回らないのって!
童心に戻って、レッツ!メリーゴーランド!

っているかぁぁぁぁぁぁ!!!!(ノ`Д´)ノ彡┻┻



もうねぇ、そんなんどうでもいいから、作品の中身をもっとゴージャスにしてくれよ・・と。
ま、パンフと本編は関係ないのですが・・・。


まだまだしばらく、『SAW』シリーズとそのパンフからは目が離せないですね!



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★★
タイラー! うしろうしろ!!

ゾンビ手帖さんでその存在を知ってから、かなり興味をそそられていた『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』が、いつの間にかレンタル屋さんに並んでいたので、迷う事無くカウンターに直行。
で、鑑賞してみるとその名(タイトル)に違わぬ戦慄っぷりでしたので、今回はいかに戦慄していたかを数字に表してざっくりご紹介してみようと思います。


戦慄のあらすじ・・・※ すみませんが完全ネタバレですのであしからず。







戦慄指数 20 ・・・ イケてるアラサー女性のリブ・タイラーが、大した理由も無く恋人の求婚を却下し、そのくせ悲劇のヒロインぶってメソメソ泣く。
戦慄指数 90 ・・・ 自分が袖にした彼氏を何故か色気攻めにする、セックスマシーン・タイラーのどすこい節。
戦慄指数 70 ・・・ 夜中の4時に、突然ガイキチ女が訪ねてくる。
戦慄指数 85 ・・・ というのに、怖がるタイラーさんを置いて気分転換のドライブに出かける彼氏。
戦慄指数 88 ・・・ 案の定、一人ぼっちのタイラーさんを襲うドアノック攻撃。
戦慄指数 40 ・・・ の、割には、なかなかおうちの施錠確認をしないタイラーさん。
戦慄指数 32 ・・・ やっと電話という文明の利器に気づくタイラーさん。
戦慄指数 10 ・・・ と思ったら充電が切れていたタイラーさん。
戦慄指数  8 ・・・ 携帯は充電器に差しといて、固定電話で彼氏を呼び出すタイラーさん。

そうそう、携帯はこまめに充電器にってマメすぎるわ!! どあほう! 
ていうかなぜ充電しながらかけないのか。 大人の事情か。 ならしょうがねえな! 


戦慄指数 60 ・・・ 予想通り、電話線を切られて用を成さなくなる固定電話。
戦慄指数 89 ・・・ 窓から覗き行為を繰り返す覆面男。
戦慄指数 40 ・・・ 彼氏がダラダラと帰宅。
戦慄指数 30 ・・・ 家が荒らされているのに、タイラーさんの訴えを信用しない彼氏。
戦慄指数 20 ・・・ 車が動く事を確認しながら、それを使って逃げようとしない彼氏。
戦慄指数100 ・・・ ダメだ! この現場バカばっかりだ!!
戦慄指数 60 ・・・ やっとこさ車で逃げる選択をしたものの、犯人グループにピックアップトラックで衝突され、また家に逃げ帰るタイラーさんと彼氏。
戦慄指数 25 ・・・ ライフルを持って犯人が現れるのを待ち伏せするバカップル。

愉快指数120 ・・・ ホモっぽい親友登場!
愉快指数180 ・・・ 親友、タイラーさんにフラれて傷心であろう彼氏の携帯に、励まし留守電を入れる。 やっぱホモっぽい! 「何なりとご用命を」とか言ってる! 超ホモっぽい!


戦慄指数 90 ・・・ 物陰から覗いた親友を、犯人だと勘違いしてうっかり瞬殺する彼氏。
戦慄指数 50 ・・・ 自棄になった彼氏が、無線で助けを呼ぶ為離れの納屋に向かう。
戦慄指数 40 ・・・ そしてやっぱりタイラーさんは危険な一軒家に置き去りの巻。
戦慄指数 12 ・・・ 彼氏、瞬殺。(※この段階ではまだ気絶状態)
戦慄指数 18 ・・・ 彼氏が帰ってこないので、自ら戦地(納屋)に赴くタイラーさん。
戦慄指数 70 ・・・ なぜか裸足のまま庭先に走り出るタイラーさん。
戦慄指数 80 ・・・ 足の裏に小枝やら松ぼっくりやら撒菱やらが刺さりまくり、挙句地面のへこみですっ転ぶ、ドジッ娘タイラーさん。
戦慄指数 75 ・・・ なんとか納屋にたどり着く。
戦慄指数 80 ・・・ 納屋の中が真っ暗で、普通に視界が悪い。
戦慄指数 81 ・・・ 納屋の外でガサゴソ物音がするけど姿が見えない。
戦慄指数 82 ・・・ 機械の使い方を知らないハズのタイラーさんなのに、誰かと無線が繋がってしまう。
戦慄指数100 ・・・ それはきっと、冥界とのファーストコンタクトに違いない!(←違う)
戦慄指数 20 ・・・ すったもんだの末、結局納屋から出て家に戻るタイラーさん。
戦慄指数 16 ・・・ 覆面犯人団と対峙するタイラーさん。
戦慄指数 10 ・・・ 生きてはいたものの、全くもって使えない彼氏。
戦慄指数  9 ・・・ まんまと捕まるバカップル。
戦慄指数 11 ・・・ 翌朝、いよいよ処刑の瞬間を迎えるタイラーさん。
戦慄指数 90 ・・・ 殺戮の理由を尋ねるタイラーさんに「お前らがたまたま家にいたから」と答える不条理な犯人団。
戦慄指数 50 ・・・ 事を終えて、次回への抱負を語り合いつつ現場をあとにする犯人団。
戦慄指数120 ・・・ たまたま戸別のチラシ配りをしていた宣教少年に発見された瀕死のタイラーさんが挙げる叫び声。


指数はアガサ独自の基準に基づいておりますが にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  ま、こまけぇこたあいいんだよ!


と言う訳で、全編通して一番戦慄したのは、首から下がふとましいタイラーさんが挙げる野性の雄叫びだったという、何とも腑に落ちない結果となった本作。

「実在に起きた事件がベース」
「動機なき通りがかり殺人」
「最後まで顔を見せない犯人団」
など、心を惹きつける要素はありますし、実際タイラーさんと冴えない彼氏が覆面犯人団に翻弄され、どんどん疲労してゆく様は程よい緊張感に満ちており、かなり心拍数を上げつつ鑑賞させて頂きました。

特に、タイラーさんの背後にひっそり、覆面犯人が佇む瞬間。(ポスターに使われているシーンですね)
分厚い扉が外の世界から身を守ってくれ、本来は安心なハズの家の中。
そこに、自分の知らない間に部外者が闖入し、そしてまた、知らない間に出て行っているという恐怖。
もう、安心な場所などどこにも無いんだ、という絶望。
扉。 そして窓。
家の中と外とを隔てるそれらに、私たちは何故か過分な安心感を抱いてしまうものなのですよね。
でも、どんなに頑丈な木の扉もぶつかれば壊れるし、窓だって割られたらそれでおしまい。
「ここなら大丈夫」という自己暗示を鼻で笑い飛ばされている様な、本作での闖入シーンは、扇情的なアップを使うこと無く、ただ淡々と描かれる為、本当に背筋がゾゾっとして、胸の中にイヤ〜な塊を流し込まれたような、とても不快な気分を味わうことが出来ます。
その気になれば、いつでも止めを刺せそうなのに刺さない。みたいなもどかしさもいいのですよ。
まるで意地悪なネコみたいな。


しかし、全てがこんな感じにいい按排に進めばよかったのですが、本作は徐々に雑になってくると言うか、「それは無いだろ」というツッコミ心がニョキニョキと盛り上がってくると言うか、なんだか残念な展開になってしまうのです。

スーパーヒロインも無敵のヒーローも、現実世界には存在しない。
理不尽な暴力の前では人は無力であり、頭がナイスなブービートラップを思いつく事も無いし、出来る事と言えばただ怯えて震えるくらいしかない。
それは勿論判っているのですが、どうしても期待してしまうのですよね。
観ているのが、「映画」という虚構の世界だからこそ。
主役を張っているのが、「リブ・タイラー」という、手相の生命線がマッキーの太い方くらい濃そうな有名女優だからこそ。
マッキー
(※ 参考資料:ゼブラ油性ペンマッキー。 太い方はあんまり出番がない)

劇的な反撃が無くてもいい。
しかし、もう少し気の利いた攻防があってもよかったのではないでしょうか。 ていうか純粋に見たかった。
ラストの情け容赦ないなぶり殺しっぷりの後に、何故か息を吹き返すタイラーさんのカットを付け加える余裕があるのなら、その分
「電気スタンドに火薬を詰めて、そこから電気コードを伸ばして、足を引っ掛けた犯人の耳元で火薬がバーン!」(※)
みたいな効果があるんだか無いんだかよくわからん反撃を入れればよかったのに・・・なんて思ってみたりなんかしちゃったりして。(※エルム街の悪夢参照)

「充電が切れていた携帯電話」でハラっとさせておきながら、バッチリ充電器を持っていたタイラーさんが、固定電話が切れた瞬間充電中の携帯に手を出さない理由がわからない。
知らない人の家で不審者攻撃にあった時、真っ先に警察に電話しない理由もわからない。
せっかく動く車があっちこっちに転がっているのに、さっさと逃げ出さない理由もわからない。
駆けつけた親友くんが、荒らされ放題の家に入ってきて、まず友達を呼ばない(おーい!どこだー!的な)理由も、
彼氏が事あるごとにタイラーさんを置き去りにする理由も、
クローゼットに隠れるタイラーさんが包丁ひとつ持たずに手ぶらな理由も、
犯人がわざわざ朝まで2人を放置していた理由も、
もっと言うならば、そもそも順調に交際していたらしいタイラーさんが、折角のプロポーズを断る理由もわからないので、危険に晒される2人に感情移入がし難いったらない。

不快王ハネケ風のリアルな作品づくりを目指したのでしたら、その辺の突っ込みどころをもう少し整然として貰いたかったですね。
あと、この手の作品にはビッグネームは必要ありません。 むしろ邪魔。

メイキングで
「オレはアレだよ。 怖がらせる事にはとことんこだわったよね!」
と、自信満々だったブライアン・ベルティノ監督の顔を見ていたら、なんとも言えないイライラがこみ上げてきた事を明記して、今回の残念な感想はおしまいにしたいと思います。

お前・・・ 次はもうちょっと謙虚な姿勢で臨めよな!

次があるかどうかは判らんがな!!


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プロフィール

GLUM

Author:GLUM
切株が主食のアガサによる、大好きな“映画”の愛情こもったツッコミ感想文。

基本的にネタバレです。
心と体に余裕がある時だけ、イラストもついてきます。

★でザックリした評価をつけていますが、あくまでザックリなので参考にならないかもしれません。
ザックリとした目安として見て頂けるとザックリした気分になれます。ザックリ。



■ mixiでのアガサ。



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